東風本田汽車有限公司 様

生産能力の拡大を図った最新鋭工場。
モノづくりの先進性、環境対応でも一歩リード

東風本田汽車有限公司第二工場

本田技研工業株式会社様(本社:東京都港区)の中国における四輪車生産販売合弁会社である東風本田汽車有限公司(本社:湖北省武漢市)は、2012年7月、生産能力の増強を図るため新設した第二工場の稼働を開始しました。組立ラインに車体の搬送高さを自在に設定できるフルパレット搬送システム「FALS(Flexible Assembly Leveling System)」や、ラインへの部品供給を「セットパック台車」で運用するなど、新しい設備、新しい仕組みを随所に採り入れ生産性を大幅に向上。HONDAが志向する“人に優しく高効率な工場”を高いレベルで実現しています。

搬送高さ自由自在、部品も一体搬送する組立ライン

第二工場は、第一工場の北東約4kmに位置し、プレス・溶接・塗装・合成樹脂・エンジン組立・組立・完成車検査の工程で構成されています。各工程には、既存の第一工場や日本の各生産拠点の最新設備などを参考にして、最新工場にふさわしい先進の生産技術・システムを導入。より高い生産性を目指すとともに、高品質なモノづくりを実現しています。

なかでも組立ラインに採用した最新システムのFALSは、従来のオーバーヘッドタイプの搬送システムと比べ、各工程で作業者が最も作業しやすい高さに車体を昇降させることができます。このため、作業者はかがんだり伸びたりする必要がなくなり、体への負担を大幅に軽減。加えて、エンジンや大物部品などの組み付け精度を高めることにも効果を発揮しています。また、FALSはパレット下にドアを収容し搬送できるため、所定の工程ではドアを自動で引き出し作業を行えます。従来設けていたドア専用の搬送ラインを削減し、レイアウトを大きく簡素化しています。

  • FALSで構築した組立ライン
  • ドアが自動で引き出され組み立てできる
組み立てに必要な部品をセットパック化して車体と一体搬送

さらにラインへの部品供給は、組み立てるクルマ1台ずつに必要な小物・中物部品を、専用台車にあらかじめ集約して載せ、車体と一緒に搬送します。“セットパック供給”と呼ばれる方式で、エンジン組立ラインにも採用しています。セットパック化することで、ラインサイドからの部品供給を可能な限りなくし、作業環境や作業効率は大幅に向上しています。

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