株主・投資家の皆さまへ

代表取締役社長 下代博

株主・投資家の皆さまには、平素より格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。

1. 2023年3月期第1四半期の経営成績

当第1四半期連結累計期間(2022年4月1日~6月30日)における世界の経済は、新型コロナウイルス感染症による移動制限等が徐々に緩和され、回復の動きが続きました。一方、原材料・エネルギー価格の高騰をはじめとするインフレ圧力の高まり、中国の都市封鎖に伴い拡大した部材の調達難、欧米における金利上昇と景気後退懸念等、先行き不透明な状況が続いています。

このような経済・事業環境において、当社グループは、3カ年中期経営計画「Value Transformation 2023」の2年目を迎えました。最終年度(2024年3月期)目標の達成に向けて、引き続きDX2(DXスクエア)を推進するとともに、「事業領域」「経営基盤」「収益性」「ブランド」の各領域において重点施策を掲げ、取り組んでいます。

DX2 = Digital Transformation × Daifuku Transformation

当第1四半期連結累計期間の受注は、アジアの半導体生産ライン向けシステムが大きく伸長したほか、一般製造業・流通業向けシステム、自動車生産ライン向けシステム、空港向けシステムのいずれも好調に推移しました。売上は、部材の調達に要する時間が長期化している影響等を受けたものの、豊富な前期末受注残高をベースに堅調に推移しました。

この結果、受注高は2,106億98百万円(前年同期比52.2%増)となり、四半期ベースでは過去最高を大きく更新しました。また、売上高は1,302億11百万円(同8.3%増)となり、第1四半期連結累計期間としては過去最高となりました。

利益面では、原材料費・人件費等の高騰に加え、特別損失として過年度付加価値税等を計上した影響を受けました。

この結果、営業利益は102億75百万円(同2.3%減)、経常利益は105億41百万円(同2.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は58億35百万円(同24.5%減)となりました。

2. 2023年3月期通期連結業績予想

  2022年3月期実績 2023年3月期(予想) 対前年同期比
受注高 5,890億円 6,300億円 6.9%増
売上高 5,122億円 5,650億円 10.3%増
営業利益 502億円 565億円 12.4%増
経常利益 512億円 575億円 12.2%増
親会社株主に帰属する当期純利益 358億円 396億円 10.4%増

上記の業績予想は、現時点での最新の情報から判断した事業見通しであり、潜在的な不確定要素を含んでいます。実際の業績は、さまざまな重要要素により、記載された見通しと大きく異なる結果となりうることをご承知おきください。

3. 株主環元について

当社は、株主の皆さまに対する利益還元を最重要課題と位置づけ、剰余金の配当につきましては、株主の皆さまへのさらなる利益還元を視野に入れて、連結当期純利益をベースとする業績連動による配当政策を取り入れるとともに、残余の剰余金につきましては内部留保金として、今後の成長に向けた投資資金に充てる方針です。

3カ年中期経営計画「Value Transformation 2023」では、連結配当性向平均30%以上と、成長投資による企業価値向上を目指しています。2022年3月期の年間配当につきましては、中間配当として1株当たり35円を実施し、期末配当として1株当たり55円とすることを2022年5月13日開催の取締役会で決議いたしました。年間配当としては期初の予定から5円増配し、1株当たり90円といたしました。この結果、連結配当性向は31.6%となりました。

2023年3月期の年間配当につきましては、業績予想及び上記基本方針を踏まえ、年間配当105円(中間40円、期末65円)、連結配当性向は33.4%を予定しています。

株主・投資家の皆さまにおかれましては、今後とも一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2022年8月
代表取締役社長 下代博