食材宅配

生協の個配事業は、近年急成長しているネットスーパーやサブスク型の食材・ミール宅配サービスの先駆けです。生鮮食品、チルド・冷凍食品、パン、飲料などから日用雑貨まで、日常生活に関わる商品をワンストップで取り扱い、個別宅配する事業を長年営んでいます。ダイフクは1986年、生協向けにデジタルピッキングシステムを開発し、高頻度出荷品の荷揃え作業の効率アップやミス削減に貢献してきました。現在では、様々なバリエーションや周辺設備を追加投入し、幅広い業態の物流現場に「効率的で正確な」ピッキングソリューションを提供しています。
一般的に生協や食材の定期宅配サービスには、以下のような物流の特性があります。
- 取扱SKUが比較的少なく、上位品のオーダーヒット率が高い
- 一般のECと比較して、1オーダー当たりの購入点数が多い
- 生鮮品が多く、長期在庫を持てないため、短期集中で荷揃え作業を行う必要がある
- 日用雑貨品も取り扱う場合、他の物流センター取扱品との荷合わせがある
このため、上位品の荷揃えをどのように行うかが、物流効率化の鍵となります。
集品ラインモデルシステム
高頻度品の集荷ラインの例を、生協型の通い箱出荷モデル、通販型の段ボール箱出荷モデル、それぞれ見てみましょう。

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通い箱で出荷
① 袋掛機で集品箱にビニール袋を自動取付けし、eye-navi ラインに供給します。
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段ボール箱で出荷
① 製函機により、オーダーに応じたサイズの段ボール箱を自動で組立て。ラベル貼り付け後、eye-navi ラインに供給します。
② 高能力デジタルピッキングシステム eye-naviで、人気の定番商品やミールキットなど、高~中頻度品を効率的にピッキングします。
③ ジャングルカートを使って事前に低頻度品エリアで集約ピックしたアイテムを、eye-naviラインサイドに供給することで、高頻度品から低頻度品までの荷揃えやチラシなどの投入が完了します。
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④ 必要に応じ保冷剤を投入した後、蓋を取り付けます。
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封函機で箱の蓋閉めからテープ止めまで自動化。内容物の高さに応じ、段ボール箱の高さを自動調整するタイプもご提案可能です。
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段積み装置で、台車に自動積み付けし、出荷トラックへと運びます。
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オートラベラーで出荷ラベル貼付後、コンベヤやソーターで、方面別に仕分けて出荷します。
事業成長に伴い、固定棚とWMSだけの運用では処理が追い付かなくなってきた時、ダイフクの自動化ソリューションが解決をお手伝いします。
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