社長メッセージ

経営理念「モノを動かし、心を動かす。」のもと、
事業活動を通じて持続可能な社会の実現に
貢献していきます。
ダイフクグループは、社会環境や事業環境の変化、デジタルトランスフォーメーションやサステナビリティ経営といった時代の要請に応えていくため、2021年10月に経営理念を改定し、「モノを動かし、心を動かす。」としました。私たちが長年培ってきた「保管」「搬送」「仕分け・ピッキング」といったマテリアルハンドリングを核とする「モノを動かす技術」によって、人々が健全で心豊かに生きられる社会を実現したい。ひいては、人々に感動をもたらすことができる企業でありたい。その想いが新たな経営理念には込められています。
昨今、人手不足解消や生産性向上に寄与する重要な社会インフラとして、当社が提供する「マテリアルハンドリングシステム」に対する社会からの期待は、ますます高まっています。しかし、今後も当社グループが持続的な成長を果たしていくためには、お客さまをはじめとするステークホルダーに対する提供価値を変革するとともに、事業活動を支える経営基盤のさらなる強化が必要です。そうした認識のもと、当社グループでは2021年4月よりスタートした3カ年中期経営計画「Value Transformation 2023」と「サステナビリティアクションプラン」を経営戦略の両輪と位置付け、事業活動を通じて持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。その中で、SDGs(持続可能な開発目標)やESG(環境・社会・ガバナンス)に関するさまざまな課題について取り組みの深化を図っており、掲げた目標の達成に向けて着実に歩みを進めています。私が委員長を務めるサステナビリティ委員会を中心に、さらなる環境負荷低減に向けた具体的な取り組みを調達・設計・製造などの各工程で進めているほか、同年10月に策定した「ダイフクグループ人権方針」にもとづき、サプライチェーン全体での人権デュー・ディリジェンスの仕組みづくりにも着手しています。
当社グループは、10年先、20年先といった未来においても社会から必要とされる会社であり続けるため、前例にとらわれない柔軟で創造性豊かな発想力と既存の枠組みを変革していく実行力により、さらなる飛躍を目指します。経営理念「モノを動かし、心を動かす。」のもと、今後もグループ一体となって挑戦を続けていきます。
2022年8月
代表取締役社長
下代 博