高速仕分けシステム「クロスベルトソーター」
クロスベルトソーターは、連結された台車がレール上を走行しながら、ベルトを左右に回転させ荷物を仕分ける仕分けシステムです。通販の物流センターや貨物ターミナルなどで、段ボールケース、コンテナ、薄物、袋物まで様々なサイズや形状の荷物を確実に仕分けます。豊富な経験と確かな技術から生まれた高速仕分けシステムは、一歩進んだ処理能力と正確さで、さまざまな業界の仕分けニーズにお応えします。専任のスタッフが、計画から稼動後に想定される物量・品種などの変動を含め、トータルにエンジニアリングいたします。
1. 幅広い荷物に対応
小型のカートンから1m近い大型の段ボール箱まで、幅広いサイズに対応が可能です。貨物ターミナルのように不特定多数のサイズや形状の荷物が混在する場合、1台車に2本のベルトを搭載した2ベルト台車を採用することで、効率的で柔軟な運用が可能です。
2. 柔軟なレイアウト
直線部であれば、どのポジションにも合流ステーションを設けることができるため、柔軟なレイアウト構成が可能です。合流ステーションと仕分けシュートの配置によっては、1台車がループを一周する間に2回搬送・仕分けすることも可能なため、高い処理能力が実現できます。
3. 高い信頼性
万が一1台車にトラブルが生じた場合でも、その台車にだけ荷物を割り当てない制御が可能なため、ピークの時間帯にシステム全体を止める必要がありません。また台車の交換も短時間で可能なため、オフピークにスムーズに交換でき、オペレーションへの影響を最小限に抑えることができます。
4. 柔軟なピーク対応
シュート先端部の作業遅れによりシュートが満量になってしまった場合でも、リジェクトに送ることなく、ループ上を再周回させリトライすることが可能です。繁忙時など、一時的に作業が追い付かない場合に便利な機能です。
5. 優れた静粛性
クロスベルトソーターは、高能力と低騒音を両立させた設計により、ラインサイドで普通に会話ができるほど静か。労働環境に配慮されたシステムです。
取り扱い荷物
段ボール箱、樹脂コンテナ、通い箱、袋物、薄物など台車のベルト上で安定可能なさまざま荷物に対応できます。
バリエーション
取り扱う荷物の大きさに応じ、2種類の台車をご用意しています。搬送物がコンパクトなもの中心の場合は1ベルト台車、小さな荷物から1m近い大きな荷物まで幅広いサイズを取り扱う場合は2ベルト台車でご提案します。
モデルシステム
4本のインダクションコンベヤ、約150mのクロスベルトソーター、24本のシュートで構成される大規模配送センター向けモデルシステムです。インダクションコンベヤ(①)では、上流のコンベヤラインから流れてくる荷物の位置や間隔を調整し、クロスベルトソーター(②)の台車の動きに合わせてタイミングよく乗せ込みます。荷物は指定されたシュートへ滑らかに分岐され、シュート(③)先の積み込み作業者の手元に届けられます。
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