ステークホルダーエンゲージメント

ダイフクグループは、世界に広がるお客さまをはじめ、さまざまな人や組織、地域社会との関わりの中で事業活動を行っています。あらゆるステークホルダーとの対話を通じて、従業員一人ひとりが社会からの要請や市場環境の変化を捉え、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

主なステークホルダーとの対話方法

ステークホルダー 社会からの主な期待・要請 主な対話の方法・機会
お客さま
  • 革新的技術と最適最良のソリューションによるスマート・ロジスティクスの実現
  • 製品品質・製品安全の追求
  • 環境配慮製品・サービスの拡充
株主・投資家
  • 持続可能な事業成長
  • 企業価値の向上
  • 適正な株主還元
  • 実効性・透明性のあるコーポレートガバナンス
  • 適時・適切な情報開示
  • 財務・非財務情報の開示充実
取引先
  • 公平公正な関係の構築
  • 環境と人権に配慮したサプライチェーンマネジメント
地域社会
  • 事業運営における環境配慮
  • 地域活性化への貢献
  • 地域での社会貢献活動
従業員
  • 労働安全衛生の徹底
  • 人権・多様性の尊重
  • 働きがいのある職場環境の整備
  • 人材育成

お客さまとのコミュニケーション

当社グループは、世界中の幅広い産業のお客さまに製品・サービスを提供しています。高度化するお客さまのニーズに真摯に向き合いながら製品の安全と品質を追求することで、強固な信頼関係の構築に努めています。

展示会への出展

展示会の様子

2022年3月、世界最大級のロボット・トレードショー「2022国際ロボット展」に出展し、ワイヤレス充電システム「D-PAD」などを展示しました。ブースには4,000名近いお客さまにお越しいただき、多くの来場者に向けてPRを行いました。

株主・投資家とのコミュニケーション

IR活動を通じて、株主・投資家の皆さまとの建設的な対話を促進することは、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に重要な意義があります。当社は、東京証券取引所が定める「コーポレートガバナンス・コード」に則り、「ダイフクグループのコーポレートガバナンスに対する基本的方針」および「コーポレートガバナンス・コードの各原則に係る当社の取り組み状況」を制定しています。これらをベースに、株主さまの権利・平等性の確保、株主さまとの対話の両面での充実を図っています。

総合展示場「日に新た館」株主さま見学会

総合展示場「日に新た館」株主さま見学会の様子

当社では、滋賀事業所内の展示場「日に新た館」において、毎年200~300名程度の株主さまをお招きし、見学会を開催していますが、2020年度および2021年度は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、やむなく中止しました。2022年度は、10月に開催を予定しています。

取引先とのコミュニケーション

取引先との間では公平で公正な関係を構築し、お互いが健全に成長することを目指しています。また、サプライチェーン全体を通じた環境負荷低減や人権配慮など、取引先の皆さまと協働しながら、持続可能な社会実現に向けた取り組みを進めています。

サプライチェーンマネジメント

取引先へのCSRアンケート・訪問

CSRアンケート・訪問の様子

当社では、国内のサプライヤーを対象としたCSRアンケート(自己評価チェックシート)を実施しています。その回答内容に応じて、訪問によるモニタリングを行うなど、CSRの必要性を理解いただき、サプライチェーン全体でCSR調達に向けた取り組みを推進しています。

地域社会とのコミュニケーション

当社グループは、生産や営業などの事業活動を行うために世界各地に数多くの拠点を有しています。事業活動を全うするためには、近隣地域との良好な関係づくりが欠かせません。そのため、国や地域によって異なる文化や法規制を理解しつつ、ボランティア活動や各種団体との連携を通じて積極的なコミュニケーションを図っています。

地域コミュニティへの投資

種別 内容 2021年度 投資額
(円)
環境保全 DAIFUKUエコアクションによる外部環境団体への寄付 3,200,000
事業所近隣での清掃・緑化活動費 3,060,000
生物多様性保全活動費 3,050,000
地域貢献 地域盛り上げ隊プロジェクトでの寄付・活動費 700,000
次世代育成 日に新た館への大学・専門学校・小中学校の受け入れ 240,000
合計 10,250,000

現地調達・現地雇用

当社は、事業地域周辺からの調達を地元経済に貢献する活動の一環と考えています。主要拠点である滋賀事業所をはじめ、他の地域でも調達活動を通じて、地元の発展に尽力しています。また、雇用についても事業地域周辺からの採用を積極的に進め、安定した雇用機会を提供しています。今後も現地調達・現地雇用により、地域の活性化や地元経済の発展に貢献していきます。

理工系学生向けモノづくりイベント

理工系学生向けモノづくりイベントの様子

2021年9月、ハードウェア・ソフトウェア・アプリ開発に興味のある高専・専門学校・大学・大学院の理工系学生を対象に、モノづくりイベントを開催しました。「Recover」をテーマに、海外からの参加を含む15チームが新たなサービスやプロトタイプの開発に挑戦しました。

地域盛り上げ隊プロジェクト

地域盛り上げ隊プロジェクトの様子

滋賀事業所では、2019年度より、地域盛り上げ隊プロジェクトを発足し、従業員と近隣地域との交流を図っています。2021年度は各食堂へ従業員の作った募金箱を設置し、日野町善意銀行へ寄付をしたほか、社会福祉法人わたむきの里福祉会とのタイアップイベントとしてバッグの予約販売会を実施しました。

地域の美化活動

地域の美化活動の様子

滋賀事業所のほど近くに、国の天然記念物に指定されている「しゃくなげ群落(しゃくなげ渓)」があります。当社では2005年から、シーズン前の4月に日野観光協会主催の一斉清掃活動に参加しています。また、滋賀県が推進する「淡海エコフォスター制度」に2001年から参加し、事業所周辺の国道を清掃しています。2021年度は6回実施し、51名が参加しました。

琵琶湖のヨシ刈り活動に参加

琵琶湖のヨシ刈り活動の様子

毎年、地元の住民・企業・環境保全団体などが一体となって取り組んでいる琵琶湖のヨシ刈り活動に、滋賀事業所の従業員が参加しています。琵琶湖の生態系保全、水質浄化などの多様な機能を持つヨシ原を守るため、毎冬、長く生い茂ったヨシを刈り取って整備する必要があります。刈り取ったヨシは選別後、紙製品の原料として有効利用されます。2021年度は新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となりましたが、2022年度は状況を見て参加予定です。

近隣区災害時一時避難場所提供協定

一時避難の様子

2015年3月、滋賀県日野町と近隣住民のための災害時の一時避難場所施設利用に関する協定を締結しました。同協定は、非常時における緊急避難場所として当社滋賀事業所を提供して欲しいという地元住民からのご要望によるもので、受け入れシミュレーションや滋賀事業所周辺の他企業との協定内容について確認を行ったのち、社会貢献の観点から今回の締結に至りました。

従業員とのコミュニケーション

従業員一人ひとりが働きがいを実感し、最大限に力を発揮できる環境をつくるべく、従業員の声をさまざまな仕組み・施策に反映しています。職場環境を整備し、従業員の健康と幸福を実現することで、企業価値の向上を目指します。

職場環境

社内報発行

社内報の表紙

当社グループでは、経営方針や社長メッセージの周知・浸透、企業文化や一体感の醸成などを目的に、全グループ拠点を対象とした社内報を月1回発行しています。2022年度より、速報性の高いコミュニケーションの実現に向けてオンライン版に移行しています。

職場見学会を開催

職場見学会のクイズ大会の様子

2019年8月、東京本社で職場見学会「ダイフクキッズデイ」を開催しました。従業員の家族が普段見ることのない父親や母親の職場を見学することで、家族の絆を深めてもらうことが目的です。職場見学をはじめ、クイズ大会、ワークショップなどでコミュニケーションを図りました。