ステークホルダーエンゲージメント
ダイフクグループは、世界に広がるお客さまをはじめ、さまざまな人や組織、地域社会との関わりの中で事業活動を行っています。あらゆるステークホルダーとの対話を通じて、従業員一人ひとりが社会からの要請や市場環境の変化を捉え、持続可能な社会の実現に貢献していきます。
主なステークホルダーとの対話方法
ステークホルダー | 社会からの主な期待・要請 | 主な対話の方法・機会 |
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お客さま |
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株主・投資家 |
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取引先 |
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地域社会 |
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従業員 |
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お客さまとのコミュニケーション
当社グループは、世界中の幅広い産業のお客さまに製品・サービスを提供しています。高度化するお客さまのニーズに真摯に向き合いながら製品の安全と品質を追求することで、強固な信頼関係の構築に努めています。
展示会への出展
2023年に東京ビッグサイトで開催された世界最大級のロボット トレードショー「2023国際ロボット展」に出展しました。当社は「物流システム・ロボットゾーン」に出展し、実機の静態展示やデモ映像の放映のほか、タッチパネルで多種多様なソリューションをご紹介しました。同展は4日間で約15万人が来場され、多くの方々に向けてPRを行いました。
株主・投資家とのコミュニケーション
IR活動を通じて、株主・投資家の皆さまとの建設的な対話を促進することは、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に重要な意義があります。当社は、東京証券取引所が定める「コーポレートガバナンス・コード」に則り、「ダイフクグループのコーポレートガバナンスに対する基本的方針」および「コーポレートガバナンス・コードの各原則に係る当社の取り組み状況」を開示しています。これらをベースに、株主さまの権利・平等性の確保、株主さまとの対話の両面での充実を図っています。
総合展示場「日に新た館」株主さま見学会
当社は滋賀事業所内の展示場「日に新た館」において、毎年株主さまをお招きし、見学会を開催しています。2023年度は、2日間で83名にご来館いただき、当社へのご理解をさらに深めていただきました。
取引先とのコミュニケーション
取引先との間では公平で公正な関係を構築し、お互いが健全に成長することを目指しています。また、サプライチェーン全体を通じた環境負荷低減や人権配慮など、取引先の皆さまと協働しながら、持続可能な社会実現に向けた取り組みを進めています。
サプライヤーにおける外国人労働者へのインタビュー
当社グループは「委託先を含むサプライチェーン上の国内の外国人労働者」を優先的に取り組むべき人権課題の一つと認識しており、2022年から取引先で雇用される外国人労働者の訪問インタビューを通じて人権への負の影響の特定・分析・評価を進めています。2023年度は、国内だけではなく、海外現地法人社員およびその取引先で雇用する外国人社員に対象を拡大し、タイと台湾のグループ会社とその取引先において訪問インタビューを実施しました。
地域社会とのコミュニケーション
当社グループは、生産や営業などの事業活動を行うために世界各地に数多くの拠点を有しています。事業活動を全うするためには、近隣地域との良好な関係づくりが欠かせません。そのため、国や地域によって異なる文化や法規制を理解しつつ、ボランティア活動や各種団体との連携を通じて積極的なコミュニケーションを図っています。
地域コミュニティへの投資
種別 | 内容 | 2023年度 投資額 (円) |
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環境保全 | DAIFUKUエコアクションによる外部環境団体への寄付 | 3,170,000 |
事業所近隣での清掃・緑化活動費 | 2,601,000 | |
生物多様性保全活動費 | 3,336,737 | |
地域貢献 | 地域盛り上げ隊プロジェクトでの寄付・活動費 | 556,007 |
次世代育成 | 日に新た館への大学・専門学校・小中学校の受け入れ | 817,440 |
合計 | 10,481,184 |
現地調達・現地雇用
当社は、事業地域周辺からの調達を地元経済に貢献する活動の一環と考えています。主要拠点である滋賀事業所をはじめ、他の地域でも調達活動を通じて、地元の発展に尽力しています。また、雇用についても事業地域周辺からの採用を積極的に進め、安定した雇用機会を提供しています。今後も現地調達・現地雇用により、地域の活性化や地元経済の発展に貢献していきます。
「古着deワクチン」への参加
2022年度から、国内の全拠点で「古着deワクチン」のイベントを開催しており、2023年度は368名の従業員が参加し、計2,494着の古着を寄付しました。使わなくなった衣類を寄付することで、その量に応じて発展途上国の子どもたちにポリオワクチンが届けられる取り組みです。また、集められた古着は発展途上国で販売されるため、現地のビジネスや雇用の創出にもつながります。
備蓄食料品の寄贈
2023年度、当社はBCP(事業継続計画)の一環として保管している備蓄食料品の更新に伴い、合計754ケースの栄養調整食品を社会福祉法人日野町社会福祉協議会、特定非営利活動法人セカンドハーベスト・ジャパン、他2団体へ寄贈しました。寄贈先の団体では、食べ物を必要としている施設・団体・家庭(個人)へ食料を提供する活動をされています。
地域盛り上げ隊プロジェクト
滋賀事業所では2019年度より、「地域盛り上げ隊プロジェクト」を発足し、従業員と近隣地域との交流を図っています。2023年度は各食堂へ従業員の作った募金箱を設置し、日野町善意銀行へ寄付をしたほか、昼休みを活用した事業所内でのウォーキングイベントに併せて地元商店による販売会や試飲会などを実施しました。
地域の美化活動
滋賀事業所のほど近くに、国の天然記念物に指定されている「しゃくなげ群落(しゃくなげ渓)」があります。当社では2005年から、シーズン前の4月に日野観光協会主催の一斉清掃活動に参加しています。また、滋賀県が推進する「淡海エコフォスター制度」に2001年から参加し、事業所周辺の国道を清掃しています。2023年度は12回実施し、延べ101名が参加しました。
東京本社でも、毎年地域貢献活動の一環として、本社ビルからほど近い旧芝離宮恩賜庭園にて、近隣の他企業さまと一緒に落ち葉掃きボランティアに参加しています。
琵琶湖のヨシ刈り活動に参加
地元の住民・企業・環境保全団体などが一体となって取り組んでいる琵琶湖のヨシ刈り活動に、滋賀事業所の従業員が参加しています。琵琶湖の生態系保全、水質浄化などの多様な機能を持つヨシ原を守るため、毎冬、長く生い茂ったヨシを刈り取って整備する必要があります。刈り取ったヨシは選別後、紙製品の原料として有効利用されます。
近隣小学校への出前講座
2023年度に当社事業所がある滋賀県内の小学校で出前講座を行いました。当講座は、2023年に滋賀県が、企業等と連携して子どもたちへ多様な体験機会を創出するために開始した事業の一環で、当社はモデル事業として、地域の子どもたちへ滋賀事業所に生息するトンボをはじめとした生物多様性保全活動について紹介しました。
近隣区災害時一時避難場所提供協定
当社は、滋賀県日野町と地元住民の災害時避難受け入れに関する協定を締結しています。同協定は、非常時における緊急避難場所として当社滋賀事業所を提供して欲しいという地元住民からのご要望によるもので、受け入れシミュレーションや滋賀事業所周辺の他企業との協定内容について確認を行ったのち、社会貢献の観点から締結に至りました。
従業員とのコミュニケーション
従業員一人ひとりが「働きがい」「働きやすさ」を実感し、最大限に力を発揮できる環境をつくるべく、従業員の声をさまざまな仕組み・施策に反映しています。職場環境を整備し、従業員の健康と幸福を実現することで、企業価値の向上を目指します。
社長と社員の対話会「車座」
2022年度から社長と社員の対話会「車座(くるまざ)」を開催しています。2023年度も、滋賀事業所、大阪本社、小牧事業所、東京本社の4拠点にて開催し、経営理念をはじめとした幅広いトピックについて自由に意見を交わし、経営陣と社員の相互理解を深めています。
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