Trinity Mirror 様
27年が経過した自動倉庫をダイフク製クレーンでリニューアル
ダイフクは2016年5月、出版媒体数が英国最大の出版社 Trinity Mirror グループ(本社:イギリス ロンドン市)のオールドハム工場で稼働していた他社製自動倉庫のスタッカークレーンをリニューアルしました。
背景と課題
オールドハム工場は、Trinity Mirror の中核印刷拠点として1987年に操業を開始しました。「Daily Mail」「Daily Mirror」など、英国では有名な新聞・雑誌を印刷しており、発行媒体の数は約80に及びます。1989年には、印刷業界では先進的な取り組みとして、印刷に用いるロール紙を保管する自動倉庫(格納数1728本)を導入し、印刷工程の省人・省力化を図りました。しかし、導入から27年が経過していたスタッカークレーンは、スペアパーツの入手が困難な上、老朽化による保守・メンテナンス頻度も増えていました。
リニューアルソリューション
そこでダイフクは、ラックはオリジナルのものをそのまま使用し、クレーンをダイフク製に入れ替えるリニューアルを提案し、3台のうち2台を更新しました。また、在庫管理ソフト(WMS)も同時に更新しました。
入れ替え工事は、同工場が週7日間稼働しているため、印刷業務に極力影響を与えないよう、比較的印刷物の少ない週末を中心に5か月間かけて段階的に行いました。
リニューアルにより、保守にかかるコストを50%以上削減でき、1か月ごとに8時間要していた定期メンテナンス時間も、半年に8時間に減少しました。
お客様の声
オールドハム工場 Project, SHE & Services Dept.
マネージャー Rob Frames 様
M&Aによる業務拡大により、オールドハム工場は将来的な印刷量の増加も見込まれており、当初廃棄予定だった残り1台のクレーンについても、今後リニューアルを検討します。
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