Mahindra & Mahindra 様

自動倉庫を活用した塗装ボディバッファシステムで、組立ラインへの供給能力を向上

インドの自動車メーカー、Mahindra & Mahindra Ltd. 様(本社:マハラーシュトラ州ムンバイ市、以下M&M社)は、SUV(多目的スポーツ車)、LCV(小型商用車)などを生産しています。

M&M社は2013年6月、Nashik Plant(同ナシク市、以下ナシク工場)に、パレット自動倉庫(以下、自動倉庫)を活用した「塗装ボディバッファシステム」を導入。塗装後のボディを組立ラインへ供給する際の一時保管、および混流生産に応じた順列出庫装置として稼働させました。これにより、組立ラインへの供給能力を大幅にアップして後工程の生産タクトを短縮。また、自動倉庫により生まれた空きスペースに従来、分散していた部品を集約し組立ラインとより近い場所に保管するなど、効率的な生産体制を構築しました。

コングロマリット(複合企業)、マヒンドラグループの中核企業であるM&M社は1945年に鉄鋼会社、マヒンドラ&モハメッド社として創業。1947年に現在の社名に変更するとともに、米国の4輪駆動車「ジープ」のライセンス生産を開始したのが自動車メーカーとしての始まりです。現在では、インド国内に6カ所の生産拠点を有しています。その中の1つ、ナシク工場は1980年に稼働。現在、主力車種「Scorpio(スコーピオ)」、「Xylo(ザイロ)」など5車種を年間20万台製造しています。

2ラインの生産シフト差を調整し、組み立て順に出庫

同工場では塗装ラインは3交代、組立ラインは2交代で生産。従来から、両ラインのシフト差の調整および組み立て順にボディを出庫するため、塗装ボディバッファシステムを構築、運用していました。 ただ、従来システムはコンベヤを敷き詰めてボディをストレージする方式だったため、出庫指示から組立ラインへの投入まで最長で30分程度かかっていました。また、低層設備で広いスペースを要していたことから、自動倉庫を活用した新システムに刷新することで、効率化を図りました。

投入までのリードタイムを30分から最短2分へと大幅短縮

新システムにより、出庫指示から投入までの時間を最短2分へ大幅に短縮。生産タクトを短くさせるとともに、従来とほぼ同じ格納数を保ちつつ、バッファエリアの省スペース化を実現しました。さらに、空いたスペースには新たに固定棚を設置し、複数エリアで保管していた部品を集約。組立ラインと近接したことで、ピッキング時の移動距離が短縮され、よりスピーディに供給できるようになりました。

お客様の声

ダイフクの対応が大変良く工事が順調に進み、当初予定していた納期より前に完成したことに、とても驚きました。また、システムに信頼性があることから、現場の作業者からの評判も良くダイフクにして成功でした。 (Paint PU Senior Manager, Dhananjay Joshi 様)

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