トラスコ中山 プラネット南関東 様

在庫可能SKU40万点で即納レベルを強化
ピッキング方式変更で、従来比16%以上生産性を向上

トラスコ中山様は、プロツールをメーカーから仕入れ、機械工具商、ネット通販企業、ホームセンターなどを通して、日本中のモノづくり現場へとつなぐ橋渡しの存在です。在庫アイテム数は業界随一で、最高水準の即納体制を備えています。同社は2020年、『即納レベルの強化』『業務プロセスの課題解決』『環境改善』の3点を重視したプラネット南関東を稼働させました。

  
            

ソリューション

入荷した商品は、検品後、小物商品はデジタルアソートシステムで仕分けした後、バケット自動倉庫もしくは中軽量ラックで保管されます。大物商品は移動ラックもしくはパレットラックで保管されます。小物商品は作業エリアごとで輸送種別を問わず集約ピッキングを行います。その後、オーダー行別に仕分けてシャトルラックMに格納。行別仕分けされた商品はシャトルラックMを使用して荷合わせ作業を行います。荷合わせ後は、再度シャトルラックMに格納されて輸送種別ごとにグループ出庫されます。その後、宅配事業者を使用する輸送種別の商品は梱包作業を行い、それ以外の商品は大物商品と合わせてオリコンで出荷されます。

特に大きな改革がピッキング作業でした。トラスコ中山では、販売ルートに合わせて自社便、他社運送便、ユーザー直送、拠点間配送、返品など10種類以上の輸送種を設け、独自の配送ルートを構築しています。これまで作業者は輸送種別の異なる商品の注文が複数入った場合、輸送種別ごとにピッキングを行っており、ハンディターミナルを持って同じ動線を何度も歩き回る必要がありました。今回ダイフクからの提案を受けて、輸送種別の異なる商品もまとめて集約ピッキングする方式に変更しました。業務プロセスを再構築したことで、1回で作業を済ませることができるようになりました。

  • 輸送種別の異なる商品をまとめて集約ピッキング。

  • 集約ピッキングされた商品を、オーダー行別に仕分け。

  • 行別仕分けした商品や出荷待ち商品は、シャトルラックMに一時保管。最適な順序で荷合せステーションへ商品を供給する。

  • 6カ所の荷合せステーションで、伝票行別に仕分けられた商品を、納品先別に荷合わせする。

また以前は人手で行っていたロケーション管理を自動化しています。商品はあらかじめ1つあたりのサイズ、在庫数量、出荷頻度を、併せて棚のスペースやバケットの容積をデータベースに登録しておきます。商品が入荷したらデータを照合し、最適な保管場所をシステムが自動で指示します。高密度での収納を実現するだけでなく、出荷頻度に基づいて在庫管理され、作業性の向上にも貢献しています。

結果

「この広いセンター内で商品や作業者をいかにマネジメントし、運用の効率化を図るかは重要なテーマです。マテハンシステムの導入や、それらを活用した業務プロセスの改善を推進することで、さまざまな課題の解決につながりました。一連の業務プロセスの採用により、事前の試算では16%の生産性向上を見込んでいましたが、運用を始めてみると見事にマッチして、実際にはそれ以上の効果を実感しています。この集約ピッキング方式は、全国の物流センターへの横展開も進めています。」
(取締役物流本部 本部長 直吉秀樹様)

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