株式会社香月堂 様

生産ライン~パレタイズ~ 自動倉庫を直結させたシステムで、需要拡大に対応

バウムクーヘン、パウンドケーキなどの洋菓子を製造・販売する(株)香月堂様(本社:愛知県豊川市)は、本社機能を兼ね備えた白鳥工場を新設しました。生産設備を刷新するとともに、パレット自動倉庫「コンパクトシステム(CS)」を中核にした生産ライン直結型の製品保管システムを構築。生産能力を増強したことに加え、製造後の工程を自動化することにより効率的な物流フローを実現しました。同社が誇る「安心・安全・美味しい・お値打ちな商品をお届けする」供給体制をより充実し、今後の需要増加への対応力も備えました。

2拠点目の新鋭工場。さらに物流合理化を推進

1953年に和菓子の製造で創業した同社は、1970年代には洋菓子づくりへ進出。近年では、自社オリジナルのブランド商品はもとより、大手コンビニエンスストアや量販店向けプライベートブランド商品などの製造も請け負い事業規模を拡大しています。
こうした背景から、2007年4月に穂ノ原工場を新たに稼働したことに続き、旧本社工場の老朽化に伴い白鳥工場を新設、物流合理化にも注力した生産の2拠点体制を確立しました。穂ノ原工場では既にCSを導入し、自動化で一定の成果を上げていましたが白鳥工場を計画する上では、よりいっそう高いレベルの自動化を志向。パレット自動倉庫をはじめ、高速搬送台車「STV」、パレタイズロボットからなる製品保管システムを構築し、製造後のパレットへの積み付けから保管、出荷まで全て自動で対応できるようにしました。

①垂直搬送機 ②コンベヤ ③パレタイジングロボット ④有軌道台車 STV ⑤自動倉庫 ⑥出荷コンベヤ

パレタイズから入出庫までを完全自動化。保管能力は約2倍増

高さ13m、スタッカークレーン3基、格納数598パレット自動倉庫とシャトル式高速搬送台車。

従来旧本社工場では、製造後の保管は平置きで行っていたため、荷繰り作業に多くの手間がかかっていました。さらに、繁忙期には工場内のスペースが足りず、外部の営業倉庫を利用していました。新たに構築した保管システムにより人手作業がなくなったほか、天井空間を最大限に活用した省スペース保管を実現、保管能力は従来の約2倍となり、倉庫内にフォークリフトや作業者が出入りする事もなくなりました。先入れ先出し、生産ロット、トレーサビリティなどの商品管理も在庫管理コンピュータで徹底できました。
また、ラックの一部を活用しパッケージフィルムなどの資材・商品積み付け用の空パレットも保管し、包装・パレタイズラインへのタイムリーな供給も行っています。
同工場では主力のバウムクーヘンのほか、81アイテムを1 日当たり30万個(個装)生産しています。バウムクーヘンの場合、「原料を計る→混ぜる→焼く→冷ます→切る→包装・梱包」の工程を経て約4時間で完成。商品は基本翌日出荷で食品卸など約300カ所に発送しています。

お客様の声

購買グループ/システムグループ サブマネージャー 森 靖史様

白鳥工場は「機械化」「働きやすい工場」「生産能力の増強」のコンセプトで建設しました。製品保管システムについてもその考えを具体化。製造後のプロセスが大幅に効率化でき、出荷の迅速性も向上しました。また、人手作業をなくし省人化を図るとともに労働環境も改善できたと思います。

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