重慶医薬集団和平物流有限公司 様
物流拠点の集約とマテハン導入で、業務効率を向上させ、リードタイム短縮に成功

重慶医薬集団和平物流有限公司は、中国西部における重慶医薬グループの物流ネットワークの拡大および物流体制の再構築を目的として、重慶市内に和平物流センターを建設しました。各種自動倉庫や仕分けシステムを導入し、医薬品のピッキング作業などを効率化。取扱量が増加したにもかかわらず、出荷リードタイムおよび業務時間の短縮を実現しました。
重慶医薬グループで主に医薬品の保管・配送などを手掛ける重慶医薬集団和平物流有限公司は、2016年4月に約8万6,670m2の工場敷地内に、延べ床面積5万8,000m2の和平物流センターを新設しました。グループ本社の物流戦略の下で、拡大する市場ニーズに対応し、作業の効率化を図るため、大規模な自動化設備を導入しました。主に重慶市内の病院、重慶医薬グループの薬局、診療所などに医薬品を提供し、1日当たりで約2万5,000件の出荷オーダーに対応しています。
まず入荷した荷物は、パレット単位の入庫品はパレット自動倉庫に、ケース単位の入庫品はケース自動倉庫や各種ラックに保管されます。自動倉庫に格納された商品は、必要に応じて、デジタルピッキングシステム用の流動棚・中量棚に補充を行います。
自動倉庫からパレット単位で出荷する商品は、2階からリフターを経由して1階に搬送されます。ケース単位で出荷する商品は2階から出庫後、1階の高能力ケース荷揃えシステム「シャトルラックM」もしくは高速自動仕分け装置「サーフィンソーター」へ搬送されます。
ピース単位で出荷する商品は、デジタルピッキングシステムを用いてコンテナに集品し、コンベヤに投入します。その後梱包エリアに搬送され、検品・梱包を行い高速自動仕分け装置で仕分けされます。
リードタイムの短縮と省人化に成功
センター完成前は、各地に分散した倉庫から医薬品の配送を行っていましたが、人手による作業も多く、徹夜作業が生じていました。今回、拠点を集約し、大規模な自動化システムを採用したことで、作業が午後10時には完了するなど、出荷時間が大幅に短縮しました。現在、重慶市内の通常の出荷品は24時間以内での納品が可能になり、緊急出荷品は2時間以内の納品を目指し、遅くても4時間以内の納品を行っています。また取扱量の増加にもかかわらず、従来の8割の人員で運営できています。
お客様の声
和平物流センターの建設にあたっては、弊社が十数年前に初めて導入したダイフクの自動倉庫の安定性が高く、アフターサービスも非常に良好であったことからダイフクを選びました。現在3PL事業向けの新たな自動倉庫導入にも協力いただいています。
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