コープデリ生活協同組合連合会 野田船形物流センター 様
出荷頻度に応じた4種のピッキングシステムで3000SKUを効率処理

課題
コープデリ生活協同組合連合会様は、関東信越の7つの生協を会員とし、会員475万人、供給高5255億円に上る事業規模を誇ります。組合員のライフスタイルの変化に伴い、かつての共同購入中心の事業から、個人宅配が事業の7割を占めるようになりました。その結果、配達先数やSKUが大幅に増加し、ピッキング作業が煩雑化していました。またEコマースやネットスーパーとの競争も激化しており、物流の効率化や品質向上がこれまで以上に求められるようなりました。
ソリューション
このような環境変化に対応するための物流再編の一環として、船形グロサリー集品センターを稼働させました。船形グロサリー集品センターは、会員のうちコープみらい、いばらきコープ、とちぎコープ組合員様向けに、常温品・別積品・パンなどの仕分け箱詰作業を行っている集品センターです。同センターでは、出荷頻度に応じた4種類のピッキングシステムを導入することで、作業負荷軽減と省人化を図りました。
高頻度品:デジタルピッキング+自動詰合装置
高頻度品には、自動詰合装置つきデジタルピッキングシステムを採用しました。デジタルピッキングで棚からピッキングした商品の集品箱への詰合作業を、自動投入装置を用いて自動化。これにより、集品箱が到着する前から先行してピッキング作業を行うことができ、生産性が向上しました。またデジタルピッキング流動棚への補充はスタッカークレーンで棚の背面から自動で行います。これにより、補充作業者と補充ミスの削減を図りました。


中・低頻度品:高能力デジタルピッキングシステム「eye-navi」+ジャングルカート
中頻度品は、無線表示器と集品箱を一体搬送するデジタルピッキングシステム eye-naviで集品します。集品箱の間隔を詰め、連続搬送する事により、作業の手待ち時間を最小化するシステムです。低頻度品はジャングルカートを使って先行ピッキングします。ピッキングが完了したジャングルカートを、eye-naviライン横にセットすれば、中頻度品と併せて荷揃えが完了します。


パン集品:フロントピッキングスタイルのeye-navi
潰れやすく取り扱いに注意が必要なパンは、フロントピッキングスタイルのeye-naviで集品します。ピッキングから集品箱への投入作業の間に振返り動作が不要となるため、生産性がいっそう向上します。

出荷:自動段積み装置
コンテナ段積み機が、出荷方面別にドーリーにコンテナを段積みします。荷崩れを防ぐため、天板と結束バンドで固定して出荷準備は完了。

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