Sinteplast 様

マテハンシステム導入によりピッキング能力を2倍に。

アルゼンチンの塗料メーカーSinteplast社は、「Make your dreams come true」のスローガンのもと、パートナーの ULMA Handling Systems とともに、完全自動のイントラロジスティクス・ソリューションを導入しました。

課題

アルゼンチンのSinteplast社は1958年に設立され、現在では塗料市場のリーダー的存在となっています。

同社では既存倉庫の格納率が95%と高く、保管容量とピッキングの両方に制約があったことから、自動化システム検討に着手しました。

「倉庫拡張にあたり3,000m2の拡張スペースがありましたが、従来型の倉庫では4,000パレット増加することが精一杯でした。しかし、自動倉庫を選べば、高さ40mの倉庫に18,000枚のパレットを保管するスペースが確保できます」と、Sinteplastのプランニング&ロジスティックマネージャー、Martin Müllerは述べています。

ソリューション

そこでパートナーのULMA Handling Systems社とともに、完全自動のイントラロジスティクス・ソリューションを導入しました。

工場で完成した製品はSTV(Sorting Transfer Vehicle)により自動倉庫へ運ばれます。自動倉庫は10本の通路で構成され、5台のパレットスタッカークレーンが稼動しています。スタッカークレーンは、トラバーサーにより、通路間を移動することができます。

Product to Personのコンセプトのもと5つのピッキングステーションを配備し、最大25件のオーダーを同時にピッキングすることが可能です。

「システムは、パレット系とバケット系2つのサブシステムで構成されており、非常に柔軟性があり、小口注文から大口注文まで対応できます」とMartin Müllerは続けます。パレット系エリアでピッキングが完了すると、バケット自動倉庫側のバケットエリアにオーダーが集約されます。

このサブシステムでは、パレットに小物を載せて完成させ、最終的に出荷エリアまで搬送されます。

成果

Sinteplastは、イントラロジスティクスの自動化により、全ての注文に対応し、商品の入荷から出荷までを自動化することが可能になっています。

自動化システム導入により、Sinteplastはピッキング能力を2倍に向上させ、配送能力を1日あたり25万リットルから50万リットルに増加させることに成功しました。

保管スペースを最大限に生かし、Sinteplastの物流プロセスにおける生産性と効率性を向上させることができました。また、システムは拡張性と柔軟性を持たせた設計になっており、将来スタッカークレーンの台数を増やすことで、処理能力を高めることも可能です。

お客様の声

Martin Müller
プランニング&ロジスティックマネージャー

自動化のおかげで、配送能力は1日25万リットルから50万リットルに増加しました。加えて、在庫調整とピッキングエラーが劇的に減少しました。私たちの施設では、以前は「人が商品へ」というコンセプトでピッキングを行っていましたが、今では「商品が人へ」来るようになりました。

  • 本事例はダイフクのディストリビューターである ULMA Handling Systems 社が、当社のスタッカクレーンとSTVを核に構築したものです。本文および動画内には、当社製品以外の物も登場しますので、ご了承下さい。
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