株式会社ホウスイ 様

コンビニ商品用冷蔵倉庫に、地震に強い移動ラックを採用。
充実のBCP対策で、食品を安定供給。

庫内温度−25℃の冷蔵庫内に設置した、格納数8,747パレットの移動ラック

日本の冷凍食品流通を支える(株)ホウスイ様(本社:東京都中央区)は、荷主から預かった冷凍食材を保管する冷蔵倉庫事業と、国内外から仕入れた水産物を加工・販売する水産食品事業を展開しています。2013年11月、「冷凍移動ラック」を導入した冷蔵能力2万1,725tの市川物流センター(千葉県市川市)を竣工しました。これにより、首都圏9カ所に計14万tの冷蔵能力を有する体制を築きました。

2〜4階の保管フロアー全てに、移動ラックを導入

市川物流センターは365日稼働で、東京23区と千葉、埼玉にある大手コンビニチェーン1,200店舗で販売する冷凍菓子・食品に加えて、隣接する市川流通センターで流通加工を行う冷凍野菜・魚介を取り扱っています。2015年6月の取扱量はおよそ4,500t。保管品の構成比は冷凍野菜が半分を占め、近年コンビニで売れ行きを伸ばしているアイスコーヒー用などの氷を含む冷菓が25%、からあげなどの冷凍畜産物が15%、その他冷食が10%となっています。

在庫商品は事前に定めた発注点を下回ると各メーカーが補充する方式を採用しています。物流フローは1階で入荷検品が行われ垂直搬送機を経由して各階の保管エリアへ搬送され入庫されます。即日出荷品はそのまま1階に仮置き、出荷されます。

2~4階の各階には保管効率が高く省スペース化が図れる移動ラックを導入。移動ラックはフリーロケーション式の在庫管理で運用、空き棚に入庫する際、棚に取り付けたバーコードをスキャンし入庫登録が可能です。出荷は、コンビニ向けではコンビニ本部から直接送られてくるオーダを基に、各店舗別にピッキング作業を行います。出荷後、本部から全出荷データを受信し、センターの在庫管理データの実績として反映します。一方、流通加工向けは流通センターの出庫指示に基づき供給します。

  • 4階建ての市川物流センター(正面)と隣接する市川流通センター(右)。

  • 5℃以下に保たれた各階の荷捌きエリア。

お客様の声

冷蔵営業部 理事 市川物流センター 所長 関口 寿男様

新センターは、地震対策として免震装置の採用、津波対策として1階床面のかさ上げや重要設備の屋上への設置、停電対策として非常用電源の設置など多くのBCP対策を施していることも特長の一つです。今回採用した移動ラックは棚の密集度が高い上、棚の下に台車があるため、揺れを緩和でき地震に強いとされています。各階の荷捌きエリアの温度管理を行うとともに、1階荷捌き場を陽圧に保つことで外からの暖気の進入を防ぐなど、温度や品質管理も徹底しています。

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