事業を通じた環境貢献
気候変動や生物多様性をはじめとした地球環境問題は、企業が存続していく上で重大なリスクの一つであると同時に、新たな事業機会を生み出すものでもあります。ダイフクグループは「ダイフク環境ビジョン2050」の実現を目指し、経営層のリーダーシップのもとグループ横断で環境への取り組みを強化しています。
関連するSDGsのゴール・ターゲット
サステナビリティアクションプランのテーマの一つである「事業を通じた環境貢献」について、各マテリアリティと関連するSDGsのゴール・ターゲットは以下の通りです。
マテリアリティ | Goal | Target | |
---|---|---|---|
気候変動への対応 | 7. エネルギーをみんなにそしてクリーンに | 7.2 | 2030年までに、世界のエネルギーミックスにおける再生可能エネルギーの割合を大幅に拡大させる。 |
7.3 | 2030年までに、世界全体のエネルギー効率の改善率を倍増させる。 | ||
12. つくる責任 つかう責任 | 12.2 | 2030年までに天然資源の持続可能な管理及び効率的な利用を達成する。 | |
13. 気候変動に具体的な対策を | 13.2 | 気候変動対策を国別の政策、戦略及び計画に盛り込む。 | |
13.3 | 気候変動の緩和、適応、影響軽減及び早期警戒に関する教育、啓発、人的能力及び制度機能を改善する。 | ||
資源循環の促進 | 6. 安全な水とトイレを世界中に | 6.3 | 2030年までに、汚染の減少、投棄廃絶と有害な化学物質や物質の放出の最小化、未処理の排水の割合半減及び再生利用と安全な再利用の世界的規模での大幅な増加させることにより、水質を改善する。 |
6.4 | 2030年までに、全セクターにおいて水の利用効率を大幅に改善し、淡水の持続可能な採取及び供給を確保し水不足に対処するとともに、水不足に悩む人々の数を大幅に減少させる。 | ||
12. つくる責任 つかう責任 | 12.2 | 2030年までに天然資源の持続可能な管理及び効率的な利用を達成する。 | |
自然との共生 | 15. 陸の豊かさも守ろう | 15.4 | 2030年までに持続可能な開発に不可欠な便益をもたらす山地生態系の能力を強化するため、生物多様性を含む山地生態系の保全を確実に行う。 |
15.5 | 自然生息地の劣化を抑制し、生物多様性の損失を阻止し、2020年までに絶滅危惧種を保護し、また絶滅防止するための緊急かつ意味のある対策を講じる。 |
サステナビリティアクションプラン 2023年度実績
サステナビリティアクションプランのテーマの一つである「事業を通じた環境貢献」について、各マテリアリティに対する2023年度の実績は以下の通りです。なお、本テーマのKPIおよび目標は、「ダイフク環境ビジョン2050」の改定に合わせて2023年度に変更しています。
サステナビリティアクションプラン 2021~2023年度実績(1.3MB)
気候変動への対応
CO2排出量の削減目標に関しては省エネルギーの取り組みや再生可能エネルギーの導入が進んだことから、目標をすべて達成しました。2024年度には2030年のスコープ1およびスコープ2の削減目標(2018年度比)を上方修正するとともに、再生可能エネルギー由来の電力比率の目標を新設し、より高い目標に向かってサプライチェーン全体で取り組んでいきます。新たな2030年目標の詳細は以下のページをご覧ください。
KPI(実績評価指標) | スコープ | 2023年度目標 | 2023年度実績 |
---|---|---|---|
自社CO2排出量(スコープ1+2) | グローバル | 21.0%削減(2018年度比) | 48.0%削減(2018年度比) |
購入した製品・サービスに伴うCO2排出量(スコープ3カテゴリ1) | サプライチェーンCO2削減プログラム運用開始 |
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販売した製品の使用に伴うCO2排出量(スコープ3カテゴリ11) | 12.5%削減(2018年度比) | 29.6%削減(2018年度比) |
資源循環の促進
廃棄物の埋立率および水使用量売上高原単位ともに目標を達成しました。水使用量売上高原単位については、当初「ダイフク環境ビジョン2050」で設定していた目標を前倒しで達成することが見込まれたことから、新たな目標を設定しました。目標の詳細は、以下のページをご覧ください。
KPI(実績評価指標) | スコープ | 2023年度目標 | 2023年度実績 |
---|---|---|---|
廃棄物の埋立率※1 | グローバル | 国内:1%未満 | 0.67% |
海外:5%未満 | 3.2% | ||
水使用量売上高原単位 | 12.5%削減(2018年度比) | 35.5%削減(2018年度比) |
- ※1水使用量(千㎥)/売上高(億円)
自然との共生
サステナビリティアクションの年間延べ参加者数は目標を達成しました。2024年以降は、サステナビリティアクションを通じてグループ全体でより効果的な意識醸成を図っていくことを重視し、人数の目標を定性目標へと見直しました。また、今後、海外グループ会社で生物多様性保全活動を実施するにあたり、まずは教育・啓発活動に取り組んでいきます。新たな2030年目標の詳細は以下のページをご覧ください。
KPI(実績評価指標) | スコープ | 2023年度目標 | 2023年度実績 |
---|---|---|---|
主要拠点※1における生物多様性保全活動実施率 | グローバル |
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サステナビリティアクション※2年間延べ参加者数 | 1万2,000人 | 1万2,141人 |
- ※1従業員数100人以上の拠点
- ※2サステナビリティに関する啓発・教育のための当社独自の社員参加型プログラム
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