製品・サービス品質の維持向上
マテリアルハンドリングシステムの世界トップメーカーとしてお客さまに信頼され、最適・最良のソリューションを提供するためには、製品・サービス品質の維持向上にすべての拠点で継続的に取り組むことが重要です。世界に広がるお客さまの多様なニーズに対し、グローバルで最適な生産体制を構築するとともに、それぞれの国や地域で適用される基準に準拠し、適切な品質管理およびリスク管理を行います。
関連するSDGsのゴール・ターゲット
サステナビリティアクションプランのテーマの一つである「製品・サービス品質の維持向上」について、各マテリアリティと関連するSDGsのゴール・ターゲットは以下の通りです。
マテリアリティ | Goal | Target | |
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グローバル化による生産の最適地化 | 8. 働きがいも経済成長も | 8.3 | 生産活動や適切な雇用創出、起業、創造性及びイノベーションを支援する開発重視型の政策を促進するとともに、金融サービスへのアクセス改善などを通じて中小零細企業の設立や成長を奨励する。 |
製品品質、製品安全の追求 | 12. つくる責任 つかう責任 | 12.6 | 特に大企業や多国籍企業などの企業に対し、持続可能な取り組みを導入し、持続可能性に関する情報を定期報告に盛り込むよう奨励する。 |
サステナビリティアクションプラン 2023年度実績
サステナビリティアクションプランのテーマの一つである「製品・サービス品質の維持向上」について、各マテリアリティに対する2023年度の実績は以下の通りです。
サステナビリティアクションプラン 2021~2023年度実績(1.3MB)
グローバル化による生産の最適地化
最適地生産の実現に向け、海外子会社との連携を強化し、具体的な施策を実行しています。設定した目標に対し、順調に取り組みが進捗しています。
KPI(実績評価指標) | スコープ | 2023年度目標 | 2023年度実績 |
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最適地生産実現に向けた生産拠点の新設・増設、その他の対策実施 | グローバル |
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新工場の建設
2023年度、中国・蘇州市で液晶・半導体工場向け搬送システムの販売、製造等を手掛ける大福自動搬送設備(蘇州)有限公司は、本社・工場を移転・新設し、稼働を開始しました。敷地面積は約3万1,000㎡、延床面積は約3万7,000㎡となっており、生産能力は従来の約1.4倍となる見込みです。「先進性」「省エネ」「CO2排出量削減」「社会貢献」をコンセプトに建設され、お客さま向けの展示ラインや、屋上への大規模な太陽光発電システムの設置、社員の生産性向上に寄与する職場環境等が整っています。
インド・テランガナ州にて物流システム全般の設計、製造を担うDaifuku Intralogistics India Private Limitedの新工場を建設中です。2024年12月の完成を予定しており、工場完成後は自動倉庫をはじめ、高速搬送台車、コンベヤ、ソーターなどの製品を生産し、生産能力は現在の4倍になる見込みです。
製品品質、製品安全の追求
製品・システムの安全に関する重大事故発生件数とセーフティアセッサ資格取得者数については、目標を達成しましたが、生産拠点におけるISO9001統一認証取得比率については、わずかながら目標に届きませんでした。
KPI(実績評価指標) | スコープ | 2023年度目標 | 2023年度実績 |
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製品・システムの安全に関する重大事故※1発生件数 | グローバル | 0件 | 0件 |
生産拠点におけるISO9001統一認証※2取得比率 | 65% | 64% | |
セーフティアセッサ資格※3取得者数 | 日本 | 220名 | 237名 |
- ※1当社の製品・システムの不具合を原因とした稼働中における死亡事故および重傷病(治療に要する期間が30日以上の負傷・疾病)事故
- ※2同一の認証機関による同一基準・スケジュールでの審査を実施し、認証を取得・維持すること
- ※3主に設計者を対象とした国際安全規格に基づく安全の知識、能力を有することを認証する資格
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