製品による環境・社会への貢献

ダイフクグループは、長期ビジョン「Driving Innovative Impact 2030」のもと、未来を見据えた取り組みを加速し、製品を通じて環境および社会課題の解決に貢献していきます。

製品のサステナビリティ性能評価

2024年度より、製品・システムの環境価値および社会価値を評価する「サステナビリティ性能評価」を開始しました。2012年度から2022年度にかけては「ダイフクエコプロダクツ認定制度」にて製品の環境性能評価を実施していましたが、今後は環境への配慮に加え、お客さまや社会への貢献も含めたより広い視点で製品を評価していきます。
なお、すべての開発製品を対象としたLCA(Life Cycle Assessment)手法による環境影響評価は今後も継続して実施します。製品が環境へ与える負荷をライフサイクル全体で把握し、製品の環境配慮設計のさらなる高度化を図っていきます。

主な評価項目

環境価値
LCA(Life Cycle Assessment)
CO2排出量、資源消費、生態毒性、エネルギー消費、大気汚染、水資源消費
お客さま拠点での貢献
スコープ3カテゴリ11(CO2排出量)、リサイクル可能率
社会価値
効率性
搬送能力、仕分け能力、保管能力、作業効率、積載効率、稼働率、スペース効率など
安全性
安全性能、耐震性能、免震性能、強度、防犯対応など
作業負荷の軽減
作業容易性、正確性、省人化、省力化、待ち時間短縮など
メンテナンス性
防錆力、耐摩擦性、耐久性など
その他
洗浄力、乾燥力、流水性、防汚性、光沢性、騒音防止など

製品における省エネルギー・省資源の取り組み

当社グループの製品は、一般産業、半導体、自動車などの工場自動化や、物流センターの省力化、空港運営の効率化などに幅広く貢献しています。当社製品の稼働による消費電力や製品に使用する資源の最小化を重要な取り組みと位置づけ、設計段階からの工夫やさまざまな技術の活用に取り組んでいます。

省エネルギーに向けた取り組み事例

回生電力の活用

  • 自動倉庫・搬送システムにおいて、回生コンバータを使用し、減速や下降時の回生エネルギーを他号機や他設備・他機器の電力に利用
  • 無人搬送車のモータの減速エネルギーを回生し、バッテリーに充電して有効活用

省エネ機能の搭載

  • 無人搬送車・コンベヤ・ソータに、待機中は電源をオフにする機能を搭載
  • モニタによる消費電力の見える化で、機械動作の最適化・お客さまの省エネ活動を支援
  • 搬送システムに電力需要を平準化する機能を搭載
  • ECOモードの搭載で、洗車中の消費電力量を削減

モータやインバータの活用

  • 仕分け台車に発電モータを搭載し、電力供給を効率化
  • 搬送システムに高効率モータを使用もしくは標準装備
  • 洗車機にインバータを使用することで消費電力を削減

AIを活用した最適化

  • AI技術の活用で搬送システムの経路や順序を最適化(より少ない無人搬送車で、従来と同じ量が搬送可能となる)

軽量化

  • 強度解析により軽量化設計を実施
  • 基板上のIC(集積回路)を集約し、電子機器製品を軽量化・小型化

その他

  • 電子機器製品に新世代のCPUを採用し、消費電力を削減
  • 洗車機に温調計を搭載し、寒冷地でのヒータ使用を最小限に抑制
  • シミュレーションの活用で実機での試運転回数を減らし、消費電力を削減

省資源に向けた取り組み事例

材料の削減

  • 強度解析により軽量化設計を実施
  • ICの集約(集積回路)や板金構造の工夫で部品点数を削減
  • 製品説明のCD-ROMや紙媒体をWEBダウンロードに切り替え

長寿命化

  • 走行車輪の耐久性の向上に向け、素材を研究
  • 防錆力強化のため部材の樹脂化もしくはさびに強いものの選定
  • ファンやHDDなどの回転体をカットした設計
  • コンデンサの不使用または長寿命コンデンサの使用

バーチャルエンジニアリング

  • 3Dモデルを活用して部品点数を削減
  • 能力シミュレーション/仮想エミュレーション/溶接解析などのバーチャルエンジニアリングを活用し試作時の部材を削減

環境に配慮した材料

  • リサイクル樹脂・バイオマス樹脂の使用
  • 洗車機において、環境に配慮した液剤を使用
  • RoHS2対応部品の使用
  • 梱包材に段ボール材を使用

製品紹介

クロスベルトソータ

  • 7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 8 働きがいも 経済成長も
  • 9 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 13 気候変動に具体的な対策を

クロスベルトソータは、連結された台車がレール上を走行しながら、それぞれの台車のベルトを回転させ荷物を高速で仕分けるシステムです。主に、さまざまなサイズや形状の荷物を、短時間で大量に仕分ける必要があるEC(eコマース)物流などの現場で、作業の効率化や人手不足の解消などに貢献します。1つ1つの台車が独立して機能しているため、1台にトラブルが生じてもシステム全体を停止させる必要がなく、稼働を止められない物流現場においてオペレーションへの影響を最小限に抑えることが可能です。台車に搭載した発電モータから給電することで、軽量化、消費電力削減、低コスト化を実現しました。

環境価値
  • 非接触給電HID仕様の同機種と比べ、消費電力を3.5%、CO2排出量を8.1%削減
社会価値
  • 非接触給電HID仕様の同機種と比べ、低コストを実現
  • 静音設計により作業環境の改善に貢献

シャトルラック(SRS-M ダブルディープ)

  • 7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 8 働きがいも 経済成長も
  • 9 産業と技術革新の基盤をつくろう

シャトルラックMは、ラックの各段に台車を配置して一時保管と仕分け機能を両立した高能力のケース系自動倉庫です。大量の荷物を限られたスペースで保管・仕分けできるため、主に、多品種小ロットの製品を扱うEC(eコマース)物流をはじめとする小売業、製造業、運輸メーカー、農業などで使用され、効率的な仕分け・保管ピッキングに貢献します。
台車が棚の奥行方向へ2つの荷物を格納可能になったことから、より効率的・高密度な荷物の保管を実現しました。

環境価値
  • 比較対象製品と比べ、消費電力、CO2排出量ともに50%以上削減
社会価値
  • 比較対象製品と比べ、3倍強の搬送能力
  • 省スペースで、物流現場の空間を有効活用
  • ファインストッカー(R-F3)

SOTR-S(省エネモード)

  • 7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 8 働きがいも 経済成長も
  • 9 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 12 つくる責任 つかう責任
  • 13 気候変動に具体的な対策を

SOTR-Sは、多品種高速処理の課題を克服するために開発された、ピース商品の仕分けと搬送を行う無人搬送ロボットです。多種多様な商品を、正確、高速かつ丁寧に仕分けることができるため、主に、超多品種を扱う物流センターやアパレルをはじめとするEC(eコマース)業界などの現場で使用されています。お客さまの荷揃え処理能力を高めるとともに、人手不足の課題解決に貢献することができます。
設備待機時の電力カットに加え、高効率部品の採用と回生電力の再利用の組み合わせにより、消費電力の大幅な削減を実現しました。

ソーティングトランスファーロボット S(SOTR-S)

SOTR-S(省エネモード)

台車がピース商品の仕分けと搬送を行う

環境価値
  • 設備待機時の電力カットと軽量化により、待機中やリフタ昇降中の消費電力を6%削減
  • 高効率部品の採用と回生電力の再利用の組み合わせにより、システム全体では消費電力を34%削減
社会価値
  • 走行ルートの2層構造により、処理能力が向上
  • 1台車が左右両方に仕分けることで、省スペース化を実現
  • 物量の変化に応じ、台車、シュート、投入ステーションを増設可能

2012年度~2022年度まで運用していた「ダイフクエコプロダクツ認定制度」で認定された製品については、以下のページをご参照ください。

ダイフクエコプロダクツ一覧

メールマガジン

購読はこちらから

ダイフクの最新情報や
各種イベント情報などをお届けします

このサイトは株主、投資家向けです。

「株主・投資家の皆さまへ」のサイトで提供している情報は、株主、投資家(個人投資家を含みます)の皆様に当社の活動内容に関する情報を提供することを目的として作成されています。一般の方への情報提供を目的としたものではありませんのでご了承ください。

あなたは株主、投資家、関係者ですか?