ケース搬送に新しい選択肢を。従来、ケース品搬送の主役はコンベヤでした。入荷商品の保管エリアへの搬送、ピッキング用集品コンテナの供給、集品コンテナのピッキングゾーン内回遊、そして梱包エリアへの搬送まで、物流センターや工場内のあらゆるプロセスでコンベヤは活躍してきました。ソーティングトランスファーロボット M(SOTR-M)は、これらの工程を無人搬送台車で実現する新しい搬送・仕分けシステムです。自由なレイアウト設計が可能で、事業環境の変化に応じたレイアウト変更もスムーズ。さらに、台車を追加するだけで能力を自在に拡張できるため、成長や需要変動に柔軟に対応できます。特に、ネット通販やBtoC業界で求められる商品特性の多様化や取扱量の増加に対応し、圧倒的な柔軟性と拡張性をもたらします。
特長
- 高い柔軟性
- 自由なレイアウト設計。コンベヤに比べてレイアウト制約が少なく、複雑な動線にも対応可能です。
- スムーズなレイアウト変更。事業環境や作業プロセスの変化に応じて、短期間で再構築が可能です。
- 多様な商品特性への対応。ネット通販やBtoCビジネスで求められるサイズ、形状、重量の異なる商品に対応できます。
- 高い拡張性
- 台車追加で能力アップ。ピーク時や需要増加時に、台数を増やすことで処理能力を強化できます。
- 段階的な投資が可能。初期導入は最小構成で、ビジネスの成長に合わせてシステムの拡張が可能です。
- 高い信頼性
- 冗長設計。1台が止まっても他の台車が稼働を継続。システム全体の停止を防ぎ、安定稼働を維持します。
- 安定搬送。荷物の直接移動は台車への乗り移り時のみ。長距離移動は台車が担当することで、安定搬送と商品ケースへのダメージ最小化を実現します。
- 短納期
- 据付工事が少なく、工期を大幅短縮。短納期対応を実現します。
活用例
ピースピッキングをスマート化
SOTR-M台車が各ピッキングステーションを最適ルートで巡回し、効率的に集品。従来のカートピッキングを置き換え、人手不足を解消し、物流現場の生産性を飛躍的に向上させます。
生産工程への材料供給をスマート化
自動倉庫と連携し、部品や材料をジャストインタイムで供給。工程間の流れを最適化し、効率化と省人化を両立。生産性向上とコスト削減に貢献します。