米国ミシガン州に空港向けシステムとAGVのデモセンターをオープン

各種の空港向けシステムを統合して、一連のシステムとして見学できる

ダイフクグループで北米を中心に事業を展開するDaifuku Airport America Corporation(以下、同社)は2023年4月、空港向けシステムと搬送ロボット(AGV)のデモセンター「Airport & AGV Innovation Center」を、ミシガン州ノバイの本社敷地内にオープンしました。

同センターは、ダイフクグループが提供する各種空港向けシステムや同社製のAGV 6機種を常設展示。空港や航空会社、自動車メーカーなどからの見学者はその場で操作も行うことができ、米国内では他には類を見ない施設となっています。特に空港向けシステムでは、チェックインから手荷物の預け入れ、セキュリティチェック、手荷物の搬送や保管までが一連の流れで体験が可能です。このほか、コンポーネントのテストをはじめ、空港システムの据え付けを担当する設置パートナー会社との事前検討などにも利用されています。

また、トレーニング施設も併設されており、流通業や製造業の顧客向けにAGVの設置、操作、メンテナンスを中心とした研修プログラムを提供しています。

  • 無人フォークリフトなど、さまざまなタイプのAGVを展示

  • トレーニング施設での講義の様子

米国における空港向けシステム市場は引き続き堅調で、空港業務を効率化させるセルフ手荷物チェックインシステムや手荷物搬送システムに加えて、2023年にTSA(米国運輸保安局)認証を受けたスマートセキュリティレーンなど、当社グループが手掛ける空港向けシステムへのさらなる需要拡大を見込んでいます。またAGV市場も、工場・倉庫施設における自動化ニーズの高まりを受けて今後成長を予測しており、これらの需要に応えるため当センターを新設しました。

Airport & AGV Innovation Centerの概要

住所 30100 Cabot Drive, Novi, Michigan 48377 U.S.
建築面積 2万5,250平方フィート(約2,300m2
設備
  • 手荷物搬送システム、バゲージトレイシステム、アーリーバゲージストレージシステム、スクリーニングシステムなど
  • 各種AGV
投資額 800万米ドル

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