ザ・HISTORY-写真で見るダイフク史東大寺大仏殿の昭和大修理に当社のコンベヤが一翼を担う

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修理用に仮設された須屋根の下に設置したトロリーコンベヤ(写真は清水建設提供)

現存する世界最大級の木造建築物として知られている奈良の東大寺大仏殿。明治の末にも大規模な修理が行われましたが、さらに老朽化が進む中で特に屋根の状態が悪化し、雨漏りなどが問題になっていました。そこで1973年から約7年をかけて、13万枚の瓦を葺き替える、屋根を中心とした大規模な修理が行われました。

瓦1枚の重さが15kgもあり、高所でしかも急勾配の屋根の上で行われる工事は危険を伴う一方、国宝建造物ということから、作業は慎重かつ安全第一が求められ、そこにはさまざまな技術・機材が採用されました。

当社のコンベヤもその一つで、上層屋根にある約5万8,000枚の瓦を搬送するための設備として導入されました。地上37mの大屋根を取り巻くように4インチのトロリーコンベヤを設置。全長500mのチェンにキャリアを3.3mおきに取り付け、瓦2枚を載せて毎分2~6mの速度で搬送しました。

このように、当社のマテハン技術は文化財の保護にも貢献しています。

  • 当記事は『日に新たなり ダイフク50周年史』などの内容をもとに再構成したものです。(敬称略)

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