ザ・HISTORY-写真で見るダイフク史自動車産業の発展に大きく貢献したWebb社のチェンコンベヤ技術

当社グループ会社のJervis B. Webb Company(現・Daifuku Airport America Corporation)は、1919年に米国ミシガン州デトロイトで設立されたマテリアルハンドリング業界における草分け的な企業です。
Webb社のリベットレスチェンコンベヤは、鍛造で強度が高く、工具を使用せずに容易に連結・分解が可能。加えて、チェンが固定されないため、カーブや傾斜を構成しやすく、生産ラインのレイアウトを柔軟に設計できることが特長です。

Daifuku Airport Americaのチェンコンベヤは「T型フォード」の組立工場で大きな役割を果たし、日本の自動車工場でも数多く採用された
北米の自動車産業創成期にフォード・モーターをはじめとする自動車メーカーへ提供するなど、製造分野を中心に数々の納入実績を残し、北米におけるマテハンメーカーとして産業の発展に寄与しました。その後、ダイフクとの技術提携を経て、このチェンコンベヤ技術が日本の自動車産業の発展に大きく貢献しました。
現在でもチェンコンベヤは、チェンレス搬送システム「フレキシブルドライブシステム」やモノレールシステム「ラムラン」と並ぶ、当社オートモーティブ事業部門の主力製品の一つです。
- ※当記事は「DAIFUKU NEWS No.225」掲載の特別企画「Jervis B. Webb Company 創業100周年を迎えて」をもとに再構成したものです。