ダイフク 空港向けデジタル事業の強化へ ソフトウェア関連企業を買収
新たにスマートセキュリティレーンや統合情報システム分野に参入し、事業を多角化
株式会社ダイフク(本社:大阪市西淀川区、社長:下代 博)は、このたび、Scarabee Aviation Group B.V.(本社:オランダ アムステルダム、CEO:Boudewijn Wellink)、およびIntersystems (Asia Pacific) Pty Limited(本社:オーストラリア ブリスベン、CEO & Management Director:Bruce Allen)を買収し、子会社化いたします。
Scarabee社は、世界有数の空港や航空会社を顧客に空港ソリューションを提供しており、特に保安検査設備「スマートセキュリティレーン」においては、デザイン、利便性、性能面などが評価され、空港のセキュリティ対応に貢献しています。
また、Intersystems社は、フライトインフォメーションなどの空港情報管理システムの設計、開発、アフターサービスを手掛けており、オーストラリアのほか、米国、中国にも事業拠点を有しています。
近年、新興国の経済発展などにより、ヒトの動きが活発になり、世界の航空旅客数は2017年に40億人を突破し、2037年には82億人に上ると予測されています(国際航空運送協会調べ)。こうした背景の下、空港設備の更新・拡張や、利便性を高めたスマートエアポート化への需要が今後も見込まれることから、当社では、2021年3月までの4カ年中期経営計画「Value Innovation 2020」において、空港向けシステム事業を第4のコア事業としての確立を目指しています。
両社の買収により、成長分野である空港セキュリティや統合情報システムなどのデジタル関連事業に新たに参入することが可能となり、当社空港向けシステム事業の多角化を図り、既存のハードウェア事業を補完するとともに、北米、欧州、アジア・オセアニアを拠点とするグループ会社とのシナジー効果を発揮して、グローバル競争力を強化いたします。
ダイフクは、空港向けシステムのリーディングサプライヤーとして、グローバルな事業展開で培った豊富な技術と知識を活かし、空港内の安全性、効率性、正確性に貢献する自動化システムを幅広く提供してまいります。
所在地 | オランダ アムステルダム |
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代表者 | Boudewijn Wellink(CEO) |
設立 | 1988年 |
事業内容 | 空港関連ソリューション事業 ・保安検査設備(スマート・セキュリティ・レーン) ・セルフ手荷物チェックイン機(バッグドロップシステム) ・保守・メンテナンス ・コンサルティング ・システムインテグレーション |
従業員数 | 151人(2019年4月末現在) |
主な拠点 | オランダ(本社)、日本、英国、ドイツ |
URL | https://www.scarabee.com/ |
所在地 | オーストラリア ブリスベン |
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代表者 | Bruce Allen(CEO & Management Director) |
設立 | 1970年 |
事業内容 | 空港運営業務ソリューション事業 ・統合情報システム ・運航情報ディスプレイシステム ・ビッグデータの蓄積および分析システム |
従業員数 | 19人(2019年3月末現在) |
主な拠点 | オーストラリア(本社)、米国、中国 |
URL | http://www.inter-systems.com/ |
お問い合わせ先
広報部 TEL:03-6721-3505
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