ザ・HISTORY-写真で見るダイフク史空港向けシステム事業参入の契機となったWebb社のダイフクグループ入り

マテリアルハンドリングシステム業界において世界の草分け的な存在だったJervis B. Webb Company(現・Daifuku Airport America Corporation、以下Webb社)が2007年、当社グループに加わりました。
Webb社は1919年に米国ミシガン州デトロイトで創業したのち、自動車業界向けリベットレスチェンコンベヤを開発し、フォード・モーターをはじめとする数々の自動車メーカーに提供。その後、空港向け手荷物搬送システムや無人搬送車(AGV)などの製品群を拡充しながら多岐にわたる産業分野で納入実績を重ねました。
1957年にチェンコンベヤシステムにおいて当社とWebb社は技術提携し、当社が手掛けた日本初の乗用車専用工場の一貫生産ラインの構築には、このチェンコンベヤ技術が大きく貢献しました。技術提携以降も、長年にわたり相互に補完し合える関係を築くとともに互いの企業文化を理解し合っていたことなどから、2007年のグループ入りにつながりました。
このグループ入りは、当社が空港向けシステム事業に参入する契機となりました。現在は、Webb社を皮切りに傘下に収めた、欧州、アジア・オセアニアの各地域のグループ会社が一体となり、空港向けシステム事業を展開しています。
世界的に旅客数の増加が見込まれる中、当社グループは、今後も手荷物搬送やデジタル分野などで新製品・ソリューションを提供することで、空港の利用者にとって快適・便利で、空港スタッフの負担も軽減できるスマートエアポートの実現に貢献していきます。