Online Daifuku Report 2018

電子機器

Contec: Electronics

ビジネス別売上構成(2017年度)

株式会社コンテックは、電子機器分野において新たな事業に挑戦する目的で、1975年にダイフクより分離、独立した東証二部上場企業です。事業の機軸を「Technology for a better life」に置き、ハイエンドの産業用パソコンや、計測制御用ボード、ネットワーク関連製品などを世に送り出すことで、社会に貢献しています。

株式会社コンテック 代表取締役社長 藤木 勝敏

事業内容と提供価値 ── 産業用電子機器やIoTソリューションを提供

コンテックは、自社開発した製品を、ファクトリーオートメーション、半導体、医療、鉄道・交通機関などの分野に展開しています。

さまざまなモノをインターネットにつなぐIoT機器製品では、計測制御システムに必要不可欠な各種信号処理を行うI/O(入出力)ボードを開発、生産、販売するほか、インフラ施設の遠隔監視や工場設備の予防保全など、急速な広がりを見せるM2M (Machine to Machine) / IoTに対応した機器やソフトウエアを提供。さらに、工場、水処理施設、再生エネルギーの現場でセンサーから得られた情報を蓄積し、集中管理するためのクラウドサービスまで幅広く、最適なIoTソリューションを提供しています。

さらなる成長に向けて ── IoT製品や制御機器製品が好調

2017年度は、国内企業における設備投資の増加に伴い、半導体製造装置業界向けの産業用コンピュータや制御機器の販売が好調でした。また、生産設備向けの計測制御用ボードや流通系店舗設備向けの無線LANなどのIoT機器製品の販売も好調でした。引き続き、技術開発の強化と生産の構造改革に取り組むとともに、IoT機器製品のグローバルな販売、AIの応用技術開発にも取り組んでいきます。

M2M/IoTソリューション「CONPROSYS」を自社工場(愛知県小牧市および米国フロリダ州)に導入しました。「見える化」の実現により画期的なQCD(Quality: 品質、Cost: コスト、Delivery:納期)向上、ひいては収益性向上を実現していきます。また、その活用事例を工場見学コースとして公開しています。

注目製品

見守り支援サービス「あなたの安心」

IoT関連の技術を活用した高齢者見守り支援サービスを提供しています。独り暮らしの高齢者の安否を確認するために、機器に搭載された各種センサー(照度、室温、人感)から得られた情報を、スマートフォンの画面から見守ることができます。

電子機器 (PDF: 406 KB)