Online Daifuku Report 2018

自動車生産ライン向けシステム

AFA: Automotive Factory Automation

ビジネス別売上構成(2017年度)

日系企業を中心に、米国、中国、韓国、タイ、中南米、欧州など世界の自動車メーカーへ、プレス・溶接・塗装・組立など自動車生産工程の全域にわたり、自動車のボディを搬送するシステムを提供しています。

取締役 常務執行役員 AFA事業部門長 岩本 英規

事業内容と提供価値 ── 世界の自動車産業を長年サポート

ダイフクは60年以上にわたり自動車生産ラインの搬送システムに携わり、国内、海外でクルマづくりに貢献してきました。短期間で生産システムを一新するプロジェクトなど、いかに困難な案件でも「何としてもやり遂げる」のがダイフクのカルチャーです。このカルチャーがお客さまの信頼を得て、長期的なリピート・オーダーにつながっています。また、既存設備の改造工事、メンテナンスなどのアフターサービスも重要な要素であり、ウェートが高くなっています。

さらなる成長に向けて ── 100年に一度の大変革期

2017年度は、自動車各社の新工場建設、既存工場の大規模な更新計画等により、堅調に推移しました。アフターサービス面も順調に伸び、売上の40%以上の貢献をしています。今後は、サービス拠点をお客さまにより密着した形で充実させていきます。

自動車産業は大変革期を迎えたと言われます。かつての生産・販売競争とは打って変わり、安全装備の充実、自動運転、環境対応やEV化、所有からライドシェアという使われ方の変化など、お客さまが解決を迫られている課題は多岐にわたります。それらが自動車の生産に及ぼす変化をビジネスチャンスと捉え、生産の多様化や省人化に向けたシステムの提供や工程計画エンジニアリングなどで貢献していきます。また、自動車部品の構内物流においても、一層の合理化を提案していきます。

注目製品

ドライブスルー型トラックステーション「TRTS(トータス)」

部品工場の出荷場や完成車工場の受入れ場で、パレット上の部品ケースをトラック1台分、一度に荷降ろし・荷積みするシステム。これにより、フォークリフト作業が軽減され、安全な職場環境と作業時間の短縮が実現できます。

自動車生産ライン向けシステム
(PDF: 223 KB)