世界の現場から

世界24の国と地域に拠点を構え、グローバルに広がるダイフクの事業フィールド。異なる言語や文化、習慣など多くのギャップを乗り越えて活躍する海外出張経験者や海外駐在者、そして日本で働く外国籍社員たちの声を通して、世界を舞台に活躍する魅力を紹介していきます。

INDONESIA
IRELAND
USA
THAILAND
TAIWAN
INDIA
THAILAND
VIETNAM

視覚的な資料を用いて
わかりやすく伝え、

円滑なコミュニケーションを実現

インドネシア(出張者)
オートモーティブ事業部 エンジニアリング
A.O 2017年入社/理工学部卒
職歴
  • 2017年4月 入社
  • 2017年9月 技術部(設計)へ配属
  • 2020年4月 エンジニアリング部 西部エンジニアリンググループへ異動
  • 2022年8月~9月、10月 2回にわたりインドネシアに出張
出張で手掛けた仕事内容を教えてください

インドネシアにて自動車工場新設の引き合いがあり、搬送コンベヤのエンジニアリングを担当しました。競合先の存在もあり緊張感のある案件でしたが、即時対応するスピード感と技術力を高く評価をいただくことができ、無事受注することができました。

日系企業ということもあり日本側で数ヵ月間、日本の担当者さまと仕様の打ち合わせを進め、その後現地へ1ヵ月程出張し、インドネシア人のお客さまへ仕様の説明や、予算内に収めるためのさまざまな提案を行いました。

インドネシアにはダイフクの現地法人があり、営業・設計・工事のサービス体制が充実しています。現地で情報をキャッチし、日本と連携することで受注へ結びつけることができる体制が整っていることは、ダイフクの大きな強みだと感じます。

現地の特徴や、日本との違いについて感じたことを教えてください

インドネシアは自動車文化が強く、街中の車がとても多い印象を受けましたが、そのため特に通勤時間帯では大規模な渋滞が発生し、通常の3倍以上の時間がかかることもありました。インドネシアにはドライバーの雇用を守るための法律もあるそうで、車はインドネシアの人の生活に必要不可欠な存在のようです。

驚いたのは道路に信号が一切なく、車線もほとんどの車が守らないこと。ドライバーもプロの方が多いためか、時には10cm程まで平気で接近しますが、不思議なことに1ヵ月の滞在で事故は一度も見かけず、現地到着初日はかなり驚いていましたが、帰国する頃にはすっかり慣れてしまいました。

現地で得られた学びとはどういったものでしょうか?

慣れないながらも英語で打ち合わせを行いましたが、図面や写真、3Dによる仮想モデルを作成するなど、視覚的に理解しやすい資料を用いることで伝えたい内容を確実に伝達することができました。段取り8分、実行2分とよく言いますが、しっかりと準備を行って臨んだため円滑にコミュニケーションをとることができ、お客さまの信頼を得られたと感じます。

また、お客さまのニーズを汲み取り、喜ばれるような提案をすることも信頼をいただくための重要な要素です。直接お客さまと顔を合わせて打ち合わせを行ったからこそ感じとれることも多いため、さらにコミュニケーションスキルを磨き、海外でもダイフクファンを増やしていきたいと感じました。

オフの日はどのようにして過ごしましたか?

ダイフクの日本人の駐在員の方も在籍していたので、一緒に観光や食事に行ったりしていました。出張中に滞在していたのはジャカルタでしたが、車で数時間ほど移動すると自然豊かな地域が広がっており、東京ドーム約17個分もある植物園や、山中のキャンプ場の奥地にある滝など、さまざまな観光も楽しみました。

アイルランドの現場で技術サポートを経験、
ダイフクの人のつながりの強さを実感した

アイルランド(出張者)
クリーンルーム事業部 フィールドエンジニア(サービス)
T.K 2020年入社/理工学部卒
職歴
  • 2020年4月 入社
  • 2020年9月 サービス部に配属、製造部にて試運転研修を実施
  • 2021年9月 アイルランド現場にて、製品の据付、調整、技術サポートを実施
  • 2022年10月 帰国後、サービス部で業務
出張で手掛けた仕事内容を教えてください

アイルランド出張では、工場から出荷された製品を、安全に、決められた納期までに納めるために、現地法人の方のサポート(据付・調整・技術サポート)をしていました。わかりやすく言うと、据付では、製品と図面を比較して、仕様を満たすようにする。調整では、据付した製品に電源を入れて、仕様通りに動くようにする。技術サポートでは、現地法人の方やお客さまからの質問に各部署と連携して回答する。これら3つが主な仕事内容で、すべての場面で、多くの人と協力して仕事をすることが大切だと感じました。

また、現地で感じたダイフクの強みは、人のつながりの強さです。現地法人や各部署の方々は、相談に親身になって対応してくださる方が多く、困った時は助け合い、仕事も円滑に進めることができたと感じています。

現地の特徴や、日本との違いについて感じたことを教えてください

アイルランドに1年滞在していました。1年中涼しい気候で、夏は夜でも明るく、冬は逆に昼でも日がほとんど出ていないのが特徴です。

料理はFish & Chips、飲み物はビールやウイスキーが有名です。物価は日本より高いですが、海外出張手当が支給され、宿泊費用も会社負担のため、生活に困ることはありません。

アイルランドならではと感じたことは、パブに行く機会が多かったことです。アイルランドはパブがとても栄えています。平日の月~木までは仕事に全力投球し、金曜は仕事をできる限り早く切り上げて、仕事仲間とパブに行っていました。アイルランドの方々は話好きな人が多く、ギネスビールで乾杯し、いろいろな話で盛り上がりました。

現地で得られた学びとはどういったものでしょうか?

仕様決め~設計~製作~出荷~現地据付~サービスまでの一連の業務を現場で見ることができ、とても勉強になりました。また、現地はとてもグローバルな環境で、アイルランドの方だけでなく、アメリカ、中国、南アフリカ、韓国、ドイツなど、いろいろな国の方が出張で来ていました。国によって文化も異なり、例えば、アメリカ・中国の方は自分の成果をアピールする人が多い、南アフリカの方はマイペースで陽気な人が多いなど、文化の違いも学べて面白いです。

現地では常に変化に対応できる力も必要とされていて、技術力を磨く大切さを実感した場面が何度もありました。今後の目標としては、世界で活躍できる技術力を磨き、製品の品質向上に尽力していきたいです。

オフの日はどのようにして過ごしましたか?

もちろんオフの日なので一人の時間もつくれますが、オフの日も現地法人の方と一緒に過ごしていました。旅行に出かけたり、いろいろな国の料理を楽しめるホームパーティーに参加したり、趣味(トレイルライドやサーフィン、ダイビングなど)に挑戦したり、その国特有のスポーツなども体験でき、海外ならではの充実したオフとなりました。

異なる人種同士のなか、
目標を共有することで、

お互いを尊重した議論を経験できた

アメリカ(駐在員)
オートモーティブ事業部 (Daifuku Automotive America Corporation, Electrical Engineering) 設計(電気)
K.M 2013年入社/工学研究科修了
職歴
  • 2013年4月 入社
  • 2013年9月 AFA(現オートモーティブ)事業部 設計部 制御設計グループに配属
  • 2019年8月 Daifuku Automotive America Corporation, Electrical Engineeringに異動
現地で手掛けている仕事内容を教えてください

電気系のハードウェアおよびソフトウェアの設計を主に行っています。具体的には、お客さまとの仕様決め、制御盤、操作盤などの電気図面の作図、制御装置プログラムの作成、タッチパネルの作成を行っています。連休工事には現地調整や試運転作業のサポートのため、実際の据付現場に赴くこともあります。

ダイフクの強みは、諸先輩方が築き上げられたお客さまとの信頼関係だと思います。価格の安い海外メーカーが米国に進出しているなかで、大きなプロジェクトをダイフクが受注していることがそれを証明していると思います。

現地の特徴や、日本との違いについて感じたことを教えてください

米国ならではの特徴としては、多民族国家であるということです。あるプロジェクトの会議でお客さま、ダイフクの担当者の皆が異なる人種であるということがありましたが、「ダイフクのコンベヤを導入する」という目標に向かって一人のエンジニアとしてお互いを尊重し、議論しました。米国ではマイノリティである私の意見も聞いてくれました。これは日本とは異なった面白いことです。また、私を含め母国語が英語でない人が多く、さまざまなアクセントの英語が飛び交っていたことも面白かったです。

現地で得られた学びとはどういったものでしょうか?

英語が苦手ということもあり、伝え方を工夫することを学びました。はじめは、自分が伝えたいことを思うように表現できないという苦労がありましたが、写真や実際の設計前につくる概略図、数式が自分の語学力をフォローし、相手の理解度を格段に上げてくれることを実感しました。

今後は、お客さまはもとより同僚、後輩に対してもより分かりやすく丁寧な説明、プレゼンテーションをすることに生かし、信頼関係の構築につなげていきたいです。

オフの日はどのようにして過ごしていますか?

夏はゴルフをしたり、ゴルフ観戦や野球観戦、小旅行に行ったりしています。蒸し暑い日本の夏と異なり、比較的過ごしやすいので、オフは可能な限り外に出かけるようにしています。

寒い時期は、近くのアウトレットに買い物に行ったり、家で料理をしています。冬は気温が低く、雪も降るので、家で過ごすことが多いです。

日本側との橋渡し役になり、
現地スタッフとともに業務改善に取り組む

タイ(駐在員)
イントラロジスティクス事業部 (DAIFUKU (THAILAND) LTD. IL Design Dept. Mechanical Gr.) 設計(機械)
Y.M 2015年入社/工学部卒
職歴
  • 2015年4月 入社
  • 2015年9月 FADA事業部(現イントラロジスティクス事業部)設計部 ビークル課に配属
  • 2022年4月 DAIFUKU (THAILAND) LTD. IL Design Dept. Mechanical Gr.に異動
現地で手掛けている仕事内容を教えてください

設計者として、現地スタッフの教育や業務の管理、他部署からの問い合わせに対する日本側との橋渡し役などを主に担当しています。

タイで業務をしていくにあたって、日本の設計業務フローと比較して不足していることや改善点を現地スタッフと協議したりするのですが、彼らに納得してもらったうえで業務改善に取り組んでいけることにやりがいを感じます。

やはり、過去に日本企業の多くが育んできた「日本製品は高品質」というブランドイメージが強く、受注につながっていると感じます。中国系企業と競合することも多く、今後より一層、品質改善、コスト削減を推し進めていくことが必要だと感じています。

現地の特徴や、日本との違いについて感じたことを教えてください

タイは、やはり温暖な気候だからか、おおらかな人が多いと感じることはよくあります。また、タイが発展途上ということもあり、私の身近には社会の発展に夢や希望を持っている人が多い印象でした。一方で、時には楽観的すぎる部分に困惑することもありましたが、少しうらやましく感じることもありました。

また、ASEANの中心に位置しているためかいろいろな国籍や出身国の人が集まっているため、いろいろな地域の要素が混じりあって、タイという国の文化をつくっていると感じます。

現地で得られた学びとはどういったものでしょうか?

日本にいる時には基本的には1機種だけを担当していましたが、タイに来てからは自身で設計することはないものの、取り扱う全機種について設計業務を管理する必要があるため、各機種の違いなど製品知識は格段に幅が広がりました。また、業務上の会話は基本的に英語で行うため、英会話力は日本にいた頃よりは向上したと感じます。

今回、一設計者としてではなく、管理側の立場でスタッフの仕事を見るようになり、マネジメントの難しさを痛感しています。逆に、自分で考えたアイデアをスタッフに納得してもらえた時は、自分一人ではできなかった量の仕事をスタッフと形にしていけるので、その点はやりがいを感じます。

オフの日はどのようにして過ごしていますか?

会社の同僚や社外の方々とゴルフに行ったり、バンコクに買い物に行ったりして過ごしています。タイは日本に比べ、ゴルフの敷居が低いため、日本駐在員の多くはタイに来てゴルフを始めています。私もタイに来てから始めたのですが、社内外の知り合いが増えるので、始めてよかったと感じています。

「違い」を受け入れつつ、目を背けない
やり抜く力を武器に、台湾法人の現地化に尽力

台湾(駐在員)
クリーンルーム事業部 (TDC CR営業EG部) 海外営業
M.N 2017年入社/現代中国学部卒
職歴
  • 2017年4月 入社
  • 2017年9月 eFA事業部 営業本部 営業部に配属
  • 2020年4月 台湾大福高科技設股分有限公司 CR営業EG部 1G 営業課に異動
現地で手掛けている仕事内容を教えてください

台湾での半導体自動搬送設備の営業を担当しています。我々のお客さまは世界をけん引する半導体製造企業のため、技術力、システムの信頼性、納期といったあらゆる面で非常に高いレベルのご要望をいただきます。お客さまの窓口として打ち合わせを重ね、いかにしてこのご要望に応えていくか、四苦八苦しながら日々を過ごしています。

そんななか、私が現地で感じるダイフクの強みは「やり抜く力」です。「やり抜く」というDAIFUKUの企業文化は現地にも根付いていると強く感じています。どんなに難しい要望にもまずはトライしてみる。そして、どうすれば達成できるか諦めず考え抜く。上手くいかないことも多々ありますが、そんな時は最後まで諦めずやり抜くことで、お客さまの信頼を勝ち得てきたことを感じています。

現地の特徴や、日本との違いについて感じたことを教えてください

私は台湾を担当する前は日本のお客さまを担当していましたが、前述の通り、台湾のお客さまからはあらゆる面で非常に高いレベルのご要望をいただいています。特にスピード感が段違いに早く、当初はそのスピード感についていくことに苦慮しました。また、一つ手順を間違えると期日に間に合わなくなるといったことが何度もありました。ついていくだけで1週間、1ヵ月があっという間に過ぎていくような感覚です。

いまだに苦労していますが、周りの方々に支えられながらなんとか達成できた時に、苦労以上のやりがいを感じられます。このスピード感を乗り越えることができれば、今後怖いものなしなのではと思っています。

現地で得られた学びとはどういったものでしょうか?

「現地化」の難しさを肌で感じました。台湾は現地化が進んでいますが、それでもまだ完成形とは言えない状況です。そして現在、まさに次のステージへの転換期を迎えているように感じています。現地化を進めるために必要なことは、「違い」を受け入れ柔軟に対応することと、「違い」によって生じる問題から目を背けないことであると考えています。「違い」を理由に諦めては、解決につながらない問題も数多くあるからです。ここでの経験を糧に、さらなる現地化の体制構築に貢献できるような仕事をしたいと思います。

オフの日はどのようにして過ごしていますか?

台湾の素敵なスポット・おいしいごはん屋さん巡りをしています。赴任1年目はコロナ禍の規制でなかなかできませんでしたが、最近は緩和されましたので、気になるところを見つけてはあちこち出かけています。

台湾は本当に食事がおいしく、こちらに赴任してから体重が激増しました。私は炒飯が好きなので、「究極の炒飯」を求め、これからも探求を続けます。

日本ならではの丁寧な資料づくりと、
ビジネスマナーの奥深さに感銘を受けた

日本勤務(インド出身)
イントラロジスティクス事業部 エンジニアリング
T.V 2019年入社/機械工学科卒
職歴
  • 2019年2月 入社
  • 2019年9月 FA&DA事業部 エンジニアリング本部 システム計画部 システム計画2課に配属
  • 2020年4月 イントラロジスティクス事業部 エンジニアリング本部 システム計画部 システム計画1課に異動
なぜ日本で、ダイフクで働くことを選んだのでしょうか?

海外で働きたいという思いがあり、技術力と品質が高いことで日本を選びました。そしてダイフクを選んだ理由は、ダイフクでやっている仕事がすごく面白いと感じたからです。同じ設備であっても、案件ごとでその使い方が異なるため、各案件で毎回ユニークな仕事をできるチャンスがあると考えました。

日本で手掛けている仕事内容を教えてください。

エンジニアリング担当として、マテハンシステム計画の仕事をしています。まずはお客さまのニーズに応じたマテハンシステムを考えます。そのうえで計画を行って、お客さまにシステム提案をして受注へとつなげています。

日本で感じた母国との違いは何でしょうか?

日本では社内と社外メンバーと話す時、言葉遣いが大きく変わります。インドでは社内と社外メンバーに関わらず同じ言葉が使われることが多いです。人の立場によって、上座から下座の席順の決まり方があることも知ってびっくりしました。

ビジネスマナーとしての言葉遣い、席順、身だしなみ、名刺交換などのような日本の商習慣は本当に素晴らしいです。インドでもビジネスマナーはありますが、日本のような深い考えが盛り込まれていないと思います。出張または客先打合せの場面で、このビジネスマナーを生かすのはすごく面白かったです。

日本で働くからこそ得られた学びとはどういったものでしょうか?

日本で働いて、個人的に一番インパクトを感じた学びは資料づくりです。検討結果や、社内外からの問い合わせ結果のような大事な情報の記録を残すことで、チームで仕事しやすくなると感じました。

客先向けの資料作成はさらにステップアップして、記録を残すことだけではなく、より分かりやすくすることが目的になります。日本国内案件を担当して得られた資料づくりの経験はすでに海外案件で生かされており、結果として客先から良いフィードバックをいただいています。

今後、ダイフク現地法人メンバーにも、相手の立場から考えて資料作成に取り組めるようにサポートしていきたいと考えています。

オフの日はどのようにして過ごしていますか?

週末はよく都内でサイクリングをしています。運動とともに気分転換もできるので、より良い週末を過ごしてリラックスができます。

連休の時は気分転換のため、日本国内に旅行に行くことが多いです。旅行は季節と連休期間によって、観光、山登り、スキーなどさまざまです。

また、本格的なインド料理を食べるために、インドレストランへも多く行きますね。

日本語や技術を学びながら、
グローバルグループで海外案件をサポート

日本勤務(タイ出身)
イントラロジスティクス事業部 設計(ソフト)
M.S 2020年入社/Computer Engineering卒
職歴
  • 2020年4月 入社、イントラロジスティクス事業部 SW部 グローバルグループに配属
なぜ日本で、ダイフクで働くことを選んだのでしょうか?

大学生の頃は、日本のことをあまり知りませんでした。日本のアニメや曲くらいだけ知っていました。しかし、学生時代に家族と日本へ旅行する機会があり、初めて日本に来た時に、日本の文化や食事を好きになり、日本に興味が湧きました。

大学4年生の時に先生から、新卒学生が日本で働く就職フォーラム のことを教えてもらって、このイベントでダイフクの他、多くの一流企業が紹介されました。そのなかで、ダイフクは日本にあるだけではなく、タイなど海外にも進出している企業で、大変興味が湧いたのが大きな理由です。それで、私は日本で働くことにチャレンジすることを決めました。

日本で手掛けている仕事内容を教えてください。

グローバルグループで、ダイフクの海外案件をサポートしています。私が現在やっている仕事はタイ案件のサポートで、通訳や翻訳をして設計に説明するためのサポートもしています。また、案件対応をするだけではなく、海外のダイフクメンバーに向けてさまざまな技術やプログラミングの対応も行っています。

日本で感じた母国との違いは何でしょうか?

日本で働くには、通常、明確な手順とプロセスがあると思います。チーム内で誰がどの部分を担当するかというコンセンサスをとり、どうやって進めるのか、いつ終わるのか、ということをよく計画しています。また、問題がないかどうかを確認するためのフォローアップが常にあり、問題が発生した際の解決策を常に準備しています。

日本で働くからこそ得られた学びとはどういったものでしょうか?

日本に来る前は日本語が苦手でしたが、ダイフクで初めて仕事する時に、先輩や同僚が助けてくれました。日本語と英語、そしてダイフクの技術も教えてくれました。これから、その知識を生かして、タイを含む海外のダイフクの仕事をサポートしたいと思います。

オフの日はどのようにして過ごしていますか?

私は休日に旅行や写真を撮るのが好きです。行きたい場所はまずネットで調べて、レビューをよく見ます。日本には四季(春・夏・秋・冬)があり、タイとは違います。タイは夏と梅雨しかありません。しかし、日本は違う季節で同じ場所へ行っても、違う旅気分を味わうことができます。そして旅行に加えて、日本のおいしい食べ物やきれいな景色を楽しんでいます。

「日に新た館」を見学して入社を決意、
計画性に基づいた時間管理の大切さを学んだ

日本勤務(ベトナム出身)
オートモーティブ事業部 設計(電気)
N.T 2018年入社/電気・電子情報専攻科修了
職歴
  • 2018年4月 入社
  • 2018年9月 AFA事業部 生産本部 技術部 制御グループ 滋賀設計課に配属
  • 2020年4月 オートモーティブ事業部 生産本部 設計部 制御グループ 滋賀設計課に異動
  • 2021年4月 オートモーティブ事業部 エンジニアリング本部 設計部 制御グループ 制御設計課に異動
  • 2022年4月 オートモーティブ事業部 国内市場BU本部 中部支社 中部制御設計グループに異動
なぜ日本で、ダイフクで働くことを選んだのでしょうか?

高校時代から自動車をつくりたいという夢があり、高校を卒業したらすぐに日本へ留学することにしました。日本には自動車関係の大手会社がたくさんあり、高い技術も持っているため、日本で働くことを選びました。

自動車関連の仕事を探すなかで、外国人のための合同会社説明会でダイフクに出会いました。それがきっかけで「日に新た館」にある搬送・保管システムを実際に見学して面白いと感じ、自分がやりたいことは「これだ!」と思ってダイフクを選びました。

日本で手掛けている仕事内容を教えてください。

現在、自動車生産ラインの設備の制御設計をしています。主に、車のボディの塗装や部品の組立などに関する装置の詳細設計を担当。安全・高品質な設備がつくれることにやりがいを感じています。

日本で感じた母国との違いは何でしょうか?

ベトナムと違い、日本人は時間を必ず守ります。納期に間に合わせるために、具体的な計画を立て、その計画に基づいて一番良い結果を達成するように仕事を進めます。計画を立てることにより、商品の確認時間も確保でき、商品の品質が守れます。

一方、ベトナム人は計画を立てず、締め切り間際に仕事をすることがよくあり、プロセスより結果を重視します。そのため、日本と比べて常に高い品質を保つことが難しくなります。日本で働くからこそ、時間管理の大切さが得られました。

日本で働くからこそ得られた学びとはどういったものでしょうか?

前述の通り、時間管理の大切さが得られたことが大きな学びです。お客さまが満足するように納期も当然守りながら、商品の品質も向上していきたいです。そのために、いつどこで何をするのかハッキリ決めて計画を立て、計画の通りに実行していこうと考えています。そうすれば、自分の時間が管理できてプライベートの面にも生かすことにもつながります。ベトナム人は家族が一番大切ですので、仕事の効率を上げて家族と過ごす時間を増やしていきたいです。仕事と家族のバランスが良いライフスタイルで、今後のキャリアを築いていきます。

オフの日はどのようにして過ごしていますか?

休日には家族で全員揃って大型スーパーで買い物をしたり、公園で子どもと一緒に遊んだりしています。自宅の近くにあるレジャー施設に子ども用の遊び道具がたくさん揃っていますので、ほぼ毎週、行っています。また、職場のメンバーと交流するために同僚と時々BBQなどをしています。皆さんとても優しい顔で、家族と一緒に出迎えてくれます。