INTERVIEW
社員インタビュー

設備の稼働を止めないために、 保守・メンテナンスの技術を極める

イントラロジスティクス事業部
フィールドエンジニア(サービス)

A.Y2018年入社/機械システム工学科卒

マテハン業界に興味を持ち、ダイフクのインターンシップに参加。オートウォッシュ事業部で新製品評価や水量測定など、実際の業務を経験。データ算出や制御の緻密さが予想以上に面白かったこと、世界No.1メーカーであること、そしてさまざまな業種を見学したなかで、ダイフクの職場の明るい雰囲気が何より自分に一番合っていると感じ入社を希望。

―現在担当している仕事は?

ミッションクリティカルな
医療物流の拠点で、
トラブルを
未然に防ぐ保守・メンテナンスを担う

医療系のお客さまに納品した設備の保守・メンテナンスサービスを担当しています。サービス遂行には、複数のお客さまを担当する場合と、設備を納めた物流倉庫に常駐する場合があり、私は後者の常駐での業務遂行に当たっています。医療商材は人命に関わるものも多く、アイテムによっては遅延やミスが許されないミッションクリティカルな設備。万が一に備えたいお客さまの要望で常駐契約に至っています。私の任務も、設備のトラブル発生を未然に防ぐという視点から点検を行い、故障が予見される場合には修理提案を行うなど、お客さまの設備を止めないためのサービス遂行が最も大事な任務となります。幸いこの物流拠点は以前に所属していた工事部で、私自身が設備の据付を担当した倉庫。設備の全体像を把握している強みを生かしてサービス遂行に当たりながら、設備の制御や機械機構などに精通していく面白さと、ダイフクを代表して現場に向き合う重責を日々味わっています。

―この仕事を通じて見出す意味とは?

設備を守りきることで、

お客さまのその先の人命に貢献する

実は昨年、重責を重々承知しているにも関わらず、設備のトラブルが発生し、私の判断ミスで復旧時間を長引かせてしまうことがありました。大事には至らなかったものの、大いに反省するとともに、人命に関わる任務の重大さを改めて胸に刻みました。それ以来、保守対応の初動時には「本当にこれで大丈夫か?」と自問。考えられるリスクを常に洗い出してお客さまに提言し、未然に改善を図るようにしています。その結果、現在に至るまで大きなトラブルはなく、お客さまからは感謝の言葉をいただきました。この経験から実感したこの任務の意義が二つあります。一つは人命に貢献できること。そしてもう一つはお客さまの切実な声に耳を傾け、その声をタイムリーに開発部門にフィードバックすることで、より確実で安心な設備にできること。この絶え間のない保守・メンテナンス活動が、お客さまの物流拠点の品質向上、ひいては医療サービスの向上、そしてダイフクの価値向上につながるのだと感じています。

これまでのキャリアパス
2018年
入社後、人事部研修を経て能力開発センターへ配属。先輩の指導のもと、半年間で10拠点ほどの倉庫をまわりながら、工事サービスの知識や保守・メンテナンスの実際を経験し、業務ポイントを学ぶ。この経験が後の業務の土台となる。
2019年
イントラロジスティクス事業部 工事サービス部 工事部1グループへ異動。食品関係の倉庫設備の据付現場に配属され、設置~試運転業務を通して安全面の基礎を叩き込む。その後、医療関係の自動倉庫の据付を一から担当する。
2020年
同事業部内の関東サービス部 東京第1カスタマーステーションへ異動。自ら据付を担当した医療関係の自動倉庫に常駐し、保守・メンテナンス業務の担当となる。設備の修理作業から保全提案など幅広い業務を担い、さまざまな知見を獲得中。

―これからの未来に思うこと

もっと多くの設備を知り、経験を積み、

今後のキャリアに挑んでいきたい

現場でのミスも減り手応えを感じていますが、これまでのキャリアを合わせても2ヵ所の物流設備経験しかなく、今後の成長のために、もっとさまざまな現場経験を積んで知見を増やしたいと考えています。例えば、最初の工事担当現場だった食品関係の倉庫は設備も大きく、30メートル程になります。安全確保の面でも、専用の重機・工具が必要となる整備の面でも大きな違いがあります。また、AI活用などによる「マテハンのDX化」の流れが加速するなかで、検品など人手が不可欠な領域が、商材・業界ごとにまだまだ存在しています。マテハン設備は商材に合わせたオーダーメイドが多いため、その設備ごとに保守・メンテナンスの方法も、必要なDX化も違うのです。将来、違うキャリアに挑むにせよ、設備の合理性や効率性、作業者の役割など、求められているものを見極められる力を身につける必要があると考えています。

知れば知るほど奥深い マテハン設備の保守メンテナンス。 だからこそ経験を積み重ね、 サービスのあり方を追求していきたい。