INTERVIEW
社員インタビュー

ダイフクのアンカーとして、 責任を持って工事を遂行する

オートモーティブ事業部
フィールドエンジニア(工事)

Y.N2020年入社/機械工学科卒

自動車やその周辺業界に興味を抱き、就職活動を進めていくなかでダイフクを知る。さまざまなマテハンシステムを駆使して「縁の下」で生産活動を支える仕事に、大いに魅力を感じる。そして選考のなかで受けた人事社員の丁寧な説明から、自身が持つ「成長できる仕事と環境がある会社で働きたい」という思いが実現できると考え、志望に至る。

―現在担当している仕事は?

完成車メーカーのさまざまな
設備据付に
工事責任者として携わる

主に、自動車メーカーの生産ライン向け設備を据え付ける工事を担当。自動車の完成車メーカーにはプレスや組立、塗装ごとに工場があり、一部エリアを改造する小規模工事から、工場ごと改造する大規模新設工事まで、さまざまな規模の工事があります。工事責任者は社内の営業や設計、外部の工事パートナー会社と連携して、工事計画立案・工事管理・稼働に責任を持って携わります。現在はパキスタンにある現場を担当しており、完成車メーカーの塗装工場新設工事の現場で、稼働に向けて試運転を重ねています。また、本プロジェクトメンバーのなかでは私が一番の若手で、塗装工場の新設工事も今回が初めて。他工場とは違う設備の制御や機構について学び、先輩方の豊富な知見を吸収する有意義な経験を積んでいるところです。そのなかで、さらに自分の工事責任者としての新たな考えも少しずつ現場業務に反映させ、チーム一丸となって工場の稼働に向かう毎日にやりがいを感じています。

―この仕事を通じて見出す意味とは?

工事現場を円滑に動かし、

自動車の安定供給を支える

ダイフクは日本で初めて、乗用車の工場にコンベヤシステムを導入。以来、自動化技術を生かして、自動車需要の拡大、経済の発展を縁の下で支えてきました。そのダイフクの、まさにアンカーを務めるのが工事担当です。その重責を実感する機会が入社2年目にありました。あるエンジンの増産のために、検査ライン増設~試運転の現場に先輩社員と着任した時のこと。先輩が途中で現場を離れ、現場管理を私が行うことになったのです。経験不足だった私は、社内外とのタイムリーな「報告・連絡・相談」ができず、それが原因で一部ラインの遅延を招くことに……。このままでは増産ができず、お客さまの事業に支障をきたします。そんななかでも社内関係部署の助言を得て、どうにか納期通りの稼働にこぎつけました。時機を得た「報告・連絡・相談」で関係者や工事を円滑に動かし、自動車の安定供給を支えていく。それがダイフクのアンカーとして工事責任者が果たす重要な役割であることを学ぶ、貴重な経験となりました。

これまでのキャリアパス
2020年
入社後、5ヵ月間の新入社員研修のなかで、ビジネスマナーにくわえ製造、設計、工事と各部署での業務体験を通し、ダイフクの仕事イメージをつかむことができた。その後、希望していた現在の部署へと配属が決まる。
2021年
配属後は、工事に関する事務書類作成などから少しずつ業務経験を増やし、先輩方にマンツーマンで指導を受けながら、工場の工事現場に馴染んでいく。それを繰り返しながら知識を積み重ね、仕事の全体像を把握する。
2022年
3年目に入り、トルコ、パキスタンと2ヵ国への海外出張を経験。パキスタン出張ではラインや機構、制御ごとの試運転状況を、各担当が無線で実況し合う「高度な連携プレー」の仕方を学ぶなど、有意義な経験を積み重ねる。

―これからの未来に思うこと

現場を知っている強みを生かし、

さまざまな可能性に挑戦してみたい

3年目になると、増設・改造工事は一人で担えるように。いまのパキスタンの新設工事現場は先輩社員がリードしていますが、数年後にはこうした海外の新設工事のリーダーを任されるようになることが目標です。そのためには、いま以上に設備の機械・電気・制御に精通するとともに、海外の現場で必要となる語学力も高めなければと考えています。そして、さらに先のキャリアとして二つの道が念頭にあります。一つは、現在のキャリアをさらに広げて海外拠点で活躍する道。もう一つが、まったく違う職務にチャレンジする道です。例えば、工事担当から設計や営業への異動も実際にあります。それが可能なのは、現場を知っている強みがあるからだと感じています。さらに、ダイフクには上司との定期的なキャリア面談があり、ビジョンの実現をサポートしてくれます。「ダイフクには成長できる仕事と環境がある」、入社時のその思いに間違いはありませんでした。それを存分に生かし、さまざまな可能性に挑戦したいと考えています。

お客さまに設備をお届けする 最後の現場を担う工事責任者。 そこには、自動車業界を 支える仕事の醍醐味がある。