INTERVIEW
社員インタビュー

高度なマテハン技術を注ぎ込み、 確実に受注につなげていく

イントラロジスティクス事業部
エンジニアリング

Y.Y2018年入社/精密機械工学科卒

機械メーカーで、かつ成長が期待できる業界をフィールドとしている会社への就職を志望。そんななか、ダイフクのインターンシップに参加し、お客さまに技術提案を行うエンジニアリングの仕事を知り、興味を持つ。最終的に、将来性豊かな物流業界のマテハンシステムに強みを持つことに魅力を感じ、ダイフクへの入社を決める。

―現在担当している仕事は?

お客さまの要件に合う、
適切かつ
高機能な物流システムを計画

倉庫内物流システムに携わるエンジニアリング担当の主なミッションは、お客さまへの見積書・レイアウトの提案から受注後の契約仕様書の作成、設計や工場への引き継ぎまで責任を持つこと。難しいのは、お客さまごとに予算も違えば、扱う製品の種類・数量もスペースも、求める機能も異なることです。そのため、お客さまとの打ち合わせを重ねる際に確認すべきポイントは数えきれないほどあります。例えば、出荷待機でどれくらいのスペースを確保しておくべきか、作業者が何人いて、その動線はどう確保すべきか、さらには避難通路や非常口はどこに配置されているのか……。こうした膨大なパズルを組み上げて、当社製品を中心に組み合わせてレイアウトし、完成形に近づけていきます。さまざまな条件のなかで、適切かつ高機能な物流システムを実現するために知恵を絞るのは非常に面白く、また、自身が計画した設備が現場で完成する過程を直に味わえるのもやりがいになっています。

―この仕事を通じて見出す意味とは?

お客さまの課題を解決に導くことが、
社会全体の物流の進化に
つながっていく

コロナ禍の影響もあり、ECや宅配などの需要がさらに拡大するなか、社会にとって物流はますます重要なライフラインになっています。その物流を効率化によって進化させているのは、ダイフクだという自負を持って仕事に取り組んでいます。例えば、入社2年目にお客さまに提案し、4年目に完成した物流倉庫も、お客さまの物流の進化に貢献できた事例の一つです。そのお客さまからの要望は、物流倉庫の作業者の人員抑制によるコスト削減でした。ダイフクに託されたのは、元々作業者が人手で行っていた作業を、いかにダイフクの設備に置き換えるか。お客さまと何度も打ち合わせを重ねて、お客さまの事業に適した形を模索し、最終的には従来からの作業者人員の4割削減を実現した物流倉庫が完成。現在も、その物流倉庫から全国各地に、お客さまの製品が滞りなく配送されています。このように個々のお客さまの物流に対する課題を解決していくことが、社会全体の物流の進化につながっていくと思っています。

これまでのキャリアパス
2018年
入社後、イントラロジスティクス事業部 エンジニアリング本部 システム計画部に配属。お客さまへの提案から受注までを担う。先輩方に指導を受けながら、数億円~数十億円規模のさまざまな案件を担当。この仕事の醍醐味を知る。
2022年
システム計画部の次の工程である、受注後の契約からお客さまの物流センター稼働までの統括を担うシステム設計部に異動。この部署に来て設計や工場に引き継ぐまでのすべてを経験したことで、倉庫内物流システムの理想形が見えてきている。

―これからの未来に思うこと

製品知識と経験値を増やし、

お客さまに指名される担当へ

システム計画部からシステム設計部に異動したいま、難しさを感じるのは、確認漏れや打ち合わせでの齟齬が生じると、工場での製造に影響を与え、会社の損失につながってしまうことです。そのため、一層深い製品知識が求められます。しかし、扱う製品は実に100以上。なかには倉庫内でお客さまがよく通る場所に設置すると危険なものもあります。大ベテランの先輩だと、打ち合わせの段階で「ここは危ない」とすぐにわかりますが、私はまだそこまでは及びません。だからこそ先輩からアドバイスをいただいたり、ダイフクがこれまで蓄積してきたレイアウト事例を自分で振り返ってみるなどして、常に学んでいます。目下の目標は、多様な設備での経験を重ねてさらに成長すること。次に目指したいのは、お客さまに指名されるエンジニアリング担当です。「この人に任せたら良い提案をしてくれる」と思ってもらえるような人になり、お客さまの物流の進化により貢献していきたいと思っています。

お客さまの事業を進化させる 物流システムとは何か? ダイフクの技術力で、 その解を導くのがたまらなく面白い。