INTERVIEW
社員インタビュー

求められるすべての要素を実現し、 理想的なラインをつくり上げていく

オートモーティブ事業部
設計(機械)

Y.K2020年入社/機械工学専攻修了

大学では機械工学を専攻し、研究室では新素材の研究や企業との共同開発を担当。就職活動では「何かしらの分野で業界トップのところで働きたい」という軸を一本据えて活動する。当時はダイフクという会社やマテハンという言葉すらも知らない状態だったが、だからこそ逆に興味を持ち、入社を志望。

―現在担当している仕事は?

数々の困難を乗り越え
ゴールを目指す

「ザ・マテハン」を感じる仕事

オートモーティブ事業部に所属し、自動車搬送ラインシステムの機械設計を担当しています。ラインの設計は、特定の製品ではなく、生産工場全体を設計する仕事。年間目標生産台数など、お客さまが希望する条件に合わせて、モノを運ぶキャリアや昇降機、旋回装置など、数々の装置類も含めたライン全体の設計を担当します。お客さまによって工場のレイアウトや要望なども異なるなかでの設計は、「目標達成にはスピードが必要だが、スピードを求めると強度に不安が出る。ただ、重量UPは極力させたくない」といった具合に、あっちを立てればこっちが立たずとなることも少なくありません。また場合によっては、既存の機械をレイアウトするだけでは目標達成が難しく、他部署とも協力しながら新たな機械そのものを設計しなければならないことも。正直、苦しいと思う瞬間の方が多いぐらいですが、数々の課題を乗り越え、無事にラインが動いた時はとてもうれしく、「ザ・マテハン」をやっているなと感じます。

―この仕事を通じて見出す意味とは?

私たちの日々の暮らしを守り、

地域社会の価値向上にもつながる

当たり前の話ですが、工場がなければ世の中にあるほとんどの製品は市場に流通せず、利用することができなくなってしまいます。そう考えると、全国で稼働している工場の一つひとつが、私たちの生活になくてはならない存在。だからこそ、そうした工場の屋台骨とも言えるラインを設計することの意義はとても大きく、日々の暮らしを守る仕事と言っても過言ではないかもしれません。また、工場をつくることがもたらす影響は、単に物流や経済が活性化するだけではありません。特にメキシコやブラジルなど、これまで目立った施設がなかったエリアに新たに工場を建てると、その周辺に人が集まるようになり、他の企業がやってきたり、ショッピングモールができたりと、地域そのものが賑わっていきます。自分の仕事が、そこに住む人々の暮らしを大きく変える。そうした経験ができるのも、この仕事ならではの醍醐味と言えますね。

これまでのキャリアパス
2020年
入社後、オートモーティブ事業部に配属され、自動車生産工場の設計業務を担当。お客さまから出される要望に合わせ、機械単体の設計はもちろん、それらを最適に組み合わせたライン全体の設計にも携わる。
2022年
オートモーティブ事業部内の設計1グループ 2課へ配属。国内の自動車生産工場の案件に加え、その他の生産工場の案件も担当。海外案件として、メキシコでのジェットスキー生産工場新設も経験する。

―これからの未来に思うこと

技術力にさらなる磨きをかけ、

海外へと羽ばたきたい

グローバル企業であるダイフクに入ったからには、チャンスがあれば海外で働きたいと思っています。海外は文化や風習はもちろん、人々の体格なども異なりますから、例えば安全基準が異なっていたり、操作しやすいと感じる機械の大きさが異なっていたり、工場に必要となる要素は日本のそれとは大きく違ってきます。それらを経験することで、自身の技術者としてのスキルをワンランク上げることができるかもしれません。ただし、そもそも海外で活躍していくためには、高い技術力を備えておくことが必要不可欠です。日本語が通じなくとも、技術者たちは図面という共通言語で会話することができますから、語学力向上に力を入れつつも、なにより自身の技術力を高めることに注力していきたいですね。若手設計者向けの研修なども充実しており、技術力を高める機会は豊富にありますから、それらもうまく活用していきながら、いち早く成長していきたいと思います。

一筋縄ではいかない仕事で、 苦しい瞬間も少なくない。 でも、それを乗り越えた先には、 得も言われぬ感動がある。