INTERVIEW
社員インタビュー

社会におけるダイフクの信用、 その礎となる経営数字への責任を担う

コーポレート部門
経理

S.H2020年入社/経営学部卒

「成長性・福利厚生・人」を軸に就職活動するなかで、ダイフクを知る。インターンシップに参加し、縁の下の力持ちとして社会を支えるマテハン製品の成長性やかっこよさに感動。そして気さくな社員の人柄、風通しの良い社風など、自分の活動軸に大いにマッチすることに惹かれ、入社を決める。

―現在担当している仕事は?

予算計画などの経理資料作成を
通して、
会社の意思決定に携わる

私が所属する経営管理グループでは、損益計画、予算計画、業績見通し、競合調査といった経営判断の材料となる資料作成を担当しています。どの資料作成においてもダイフクの未来を見通すための重要な数字を扱っており、そこでは経営に精通することが求められています。例えば、予算計画では、各部門の部長・グループ長など立場のある方々とコミュニケーションを図りながら、数字の集約・分析を行い予算化する必要があります。その際、各部門の経年の予算計画をつかんでいないと、その数字の妥当性が判断できず、積み上げた会社全体の予算計画も精度の高いものにできません。そのため経営に関する専門知識や、会社全体の経営計画への理解が不可欠なため、日頃から疑問点を常に解消してノートにまとめるなど、知識を増やす努力をしています。責任は重いですが、自身が作成した資料が経営層の経営判断の元となる、つまり会社の意思決定につながるという醍醐味を実感しています。

―この仕事を通じて見出す意味とは?

社会の縁の下の
力持ちであるダイフクの、

「縁の下の力持ち」として存在する

経理は製品をつくるわけではありませんが、良い製品を生み出すためには、健全な経営基盤を記した財務情報の開示による社会からの信用は不可欠です。私たちがまとめる数字や資料は、有価証券報告書やIR情報の元になるデータ。それを誤れば会社の株価や信頼に直結し、製品の供給にも影響が出かねません。つまり、社会や産業の縁の下の力持ちであるダイフクの、さらなる「縁の下の力持ち」としての責任を経理は担っており、それがこの仕事の意義だと私は考えています。それを痛感した出来事があります。配属当初、私が作成した資料に1円のズレがありました。それを見た先輩から、「日々目にしている何千億という数字からしたら小さいことと思うかもしれないが、1円のズレも許してはいけない」と指導を受けたのです。たとえ1円でも発表資料の信頼性が失われ、ダイフクへの評価にもつながるのだと。それほどの重い責任が経理の仕事にはある、ということを学んだ大切な教訓となりました。

これまでのキャリアパス
2020年
人事部 採用グループに配属。新卒採用業務に従事し、業務に必要なメール、電話、スケジュール管理など、ビジネスの「基本の基」を学ぶ。会社説明会を担当し、社内の各部署と連携。各部署の業務内容や会社の全体像などへの理解も深める。
2021年
大学時代に取得した簿記の資格を生かせる職種として、以前から希望していた経理部 業務第1グループに異動。海外子会社の入送金の管理や、海外の取引先への送金などを通して、ベーシックな経理業務を習得する。
2022年
現在の経理部 経営管理グループに異動し、予算計画、業績見通しなどの資料作成を担当。大学で学んだ経営学の知識だけでは業務の理解が難しいため、不明点は専門書やネット、先輩から情報をとって解消し、日々知識の量を増やしている。

―これからの未来に思うこと

経営管理で培った視点や知見を
生かし、
ダイフクの成長に
貢献できる存在に

経営管理の業務を担うことで、経済や経営を見る目を養うことができたと感じています。例えば、現在携わっている競合調査では、世界のマテハン業界各社の売上ランキング、事業内容を調査・分析し、経営層に向けて競合対策や事業計画に生かすための情報を提供しています。そんななか日々の調査でわかったのは、世界の競合各社がM&Aなどで事業規模を拡大し、売上を大きく伸ばす戦略に出ていること。ではダイフクには何が必要か?いま以上に製品の高付加価値化や事業原価の合理化を図り、単なるシェアや売上だけでなく利益幅の追求にも重点を置くべきではないか?予算計画の取りまとめも担当しているため、このように分析結果からさまざまな視点で利益幅の追求に資するアイデアが湧いてきます。今後はこうした知見や視点を生かし、効率的な資源配分・適切な投資判断のための提言・仕組みづくりなど、より踏み込んだ業務を経験したいですね。ダイフクの成長に貢献できる存在になること、それが今後の目標です。

経営管理の高度化を推進し、 この先の経営層の意思決定を支える。 そんなダイフクの未来に 貢献できる存在になりたい。