2系統・全長580m、計532トレイのチルトトレイソーター。

2系統・全長580m、計532トレイのチルトトレイソーター。

中国4番目の規模を誇るハブ空港。
トレイソーターを中核に手荷物搬送システムを構築

中国西南部に位置しベトナム・ラオス・ミャンマーと国境を接する雲南省の省都・昆明市は、一年を通して春のような気候が続くことから“春城”の異名を持ちます。
2012年春、中国内で4番目の規模となる昆明長水国際空港がオープンする予定です。ダイフクグループのLogan Teleflex (UK) Ltd.(本社:イギリス)は、中国の現地資本との合弁子会社・昆明昆船逻根机场物流系统有限公司(Kunming Logan KSEC Airport Logistics System Company Ltd.)とジョイントベンチャーを組み、「チルトトレイソーター」をはじめとする手荷物搬送システムを納入しました。

  • 地上3階(一部4階)・地下3階建てのメインターミナル。

    地上3階(一部4階)・地下3階建てのメインターミナル。

  • 11月に行われたチェックインから搭乗までのシミュレーションの様子。

    11月に行われたチェックインから
    搭乗までのシミュレーションの様子。

国内線・国際線それぞれ時間当たり1万個を処理

新空港は昆明市中心地から北東へ約25km、市内と結ぶ高速道路も整備され所要時間は車で30分ほど。長さ4,000mの滑走路2本を有し、ターミナルビルは南北855m、東西1,135m、高さ73mの規模を誇ります。
従来使用していた昆明巫家壩国際空港(Kunming Wujiaba International Airport)は1992年、市内中心地から約7kmという交通至便の立地に建設されました。その後、需要増に対応するため3回にわたり施設の拡張を行ってきましたが、これ以上の規模拡張は困難なことから1998年にプロジェクトを発足。2007年から新空港建設工事が開始されました。新空港のオープンに伴い、昆明巫家壩国際空港は順次閉鎖される予定です。
新空港の手荷物搬送システムは、基本プランを中国のコンサルタント会社・中国中元国際工程公司(ChinaIPPR International Engineering Corporation)が行い、これにLogan社が機能強化などの改良を施しました。システムの中核を成すチルトトレイソーターは2系統あり、国内線・国際線どちらの手荷物も時間当たり1万個を処理できます。また、早期にチェックインされた手荷物を約500個、一時保管できるストレージラインも設けられています。これら一連のコンベヤシステムの総長は13kmに及びます。
昆明長水国際空港は年間2,400万人、2020年には3,800万人の旅客利用を見込んでおり、今後の拡張時には空港中央の手荷物搬送システムとターミナル端の離れたゲート間を高速でつなぐ台車搬送システム「DCV(Destination Coded Vehicle)」の導入を予定しています。

メインターミナル3階の出発ロビー。チェックインアイランドは国内線12、国際線4の計16カ所を備える。

メインターミナル3階の出発ロビー。チェックインアイランドは国内線12、国際線4の計16カ所を備える。

コンベヤライン。16カ所のチェックインアイランドを4つに区分し、どの系統かすぐに判別できるよう色分けしている。

コンベヤライン。16カ所のチェックインアイランドを4つに区分し、どの系統かすぐに判別できるよう色分けしている。

< DAIFUKU NEWS No.200 (2012年1月)より >