高さ25.4mの原料用自動倉庫。約60種類のスパイス原料は、入荷後すぐに自動倉庫へ格納する。

高さ25.4mの原料用自動倉庫。約60種類のスパイス原料は、入荷後すぐに自動倉庫へ格納する。

インド最大手のスパイスメーカーが新工場を建設
自動倉庫の導入で生産・出荷を効率化

ムンバイ中心部から北へ約150kmに位置する新工場。

インド国内でシェアNo.1のスパイスブランド「EVEREST」を製造・販売するS. Narendrakumar & Co.様(本社:マハラシュトラ州ムンバイ)は2016年11月、グジャラート州ウムベルガオンに新工場を稼働させました。原料と製品の保管用にそれぞれパレット自動倉庫、高速搬送台車「STV」を導入し、保管・搬送の自動化を実現しました。
1967年創業のS. Narendrakumar & Co.様は、インドをはじめ、英国、シンガポールなど、世界58カ国で45 種類以上のマサラ(インドでスパイスミックスの総称)を製造・販売しています。EVERESTは、インドの「スーパーブランドアワード」を過去5回受賞している、インドで最も有名なスパイスブランドです。 敷地面積約22万㎡の規模を誇る新工場は、1日当たり400tのスパイス製造を目標としており、原料は3日分に相当する1,200tの保管が必要です。旧工場では、原料および製品は固定棚に保管し、作業は人手に頼っていたため、在庫引き当てに時間がかかる上、衛生管理やトレーサビリティーの観点からもシステム化が不可欠でした。

  • 製品用はラックの奥行き2列に保管するダブルディープ方式の自動倉庫を採用し、格納効率を高めている。

    製品用はラックの奥行き2列に保管するダブルディープ方式の自動倉庫を採用し、格納効率を高めている。

  • 自動倉庫は、WMS(倉庫管理システム)「WareNavi」で管理する。

    自動倉庫は、WMS(倉庫管理システム)「WareNavi」で管理する。

STVを導入して自動倉庫の入出庫を自動化

こうした課題を解決するため、新工場には原料用、製品用にパレット自動倉庫を導入しました。原料用自動倉庫は、スタッカークレーン3 基、格納数2, 160パレットの規模で、生産ラインへ原料をタイムリーに供給します。また、自動倉庫に保管することで、食品に求められる衛生面も強化しています。
生産ラインで梱包まで行った製品は、人手でパレットに積みフォークリフトから高速搬送台車「STV」を経由して、隣接エリアの製品用自動倉庫に搬送・保管します。製品用自動倉庫はクレーン3基、格納数4, 464パレットの規模です。最新のマテハン設備を採用した新工場の稼働により、同社の出荷体制は大幅に効率化しました。
Partner(共同代表)のRajiv Shah様は、「新工場は、スパイス工場としてはインド最大級の規模です。原料や製品を大量に保管し、しかも迅速に入出庫できるソリューションを探していたところ、答えは“自動倉庫”でした。自動化により、生産工程への供給をタイムリーに行えるようになったばかりでなく、品質が安定しました。さらに、人件費の削減や正確な在庫管理も実現しました。ダイフクのサポートチームは、インドでの実績もあり、我々のニーズも把握しているので大変満足しています」と語っています。

  • フォークリフトからの積み込み後、STVで自動倉庫へ搬送する。

    フォークリフトからの積み込み後、STVで自動倉庫へ搬送する。

  • 自動倉庫への入出庫もSTVが行う。

    自動倉庫への入出庫もSTVが行う。

< DAIFUKU NEWS No.217より >