Daifuku Report 2019
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01,0002,0003,0004,0005,00020152017201820052010(億円)2017年度売上高4,000億円突破2015年度売上高3,000億円突破2011世界最速の空港手荷物搬送システム開発2004環境対応型の自動車塗装システム開発2006年度売上高2,000億円突破グローバル規模でのヒト・モノの動きが増加 2007年以降、M&AによるWebb社のグループ入りをきっかけに、ダイフクは空港向け事業に参入し、米国だけでなく欧州、オセアニアの企業とともに海外市場を中心に成長してきました。2018年には、日本で初めての案件を受注し、確実に実績を積み上げています。 近年、空港や機内での保安体制が世界中で強化され、搭乗客への身体検査や手荷物検査が厳重化されています。また、世界の航空旅客数が年々増加する一方で、空港では新設・既設を問わずスマートエアポート化を掲げ、セルフ手荷物チェックインシステムや顔認証による入出国検査など、旅客手続きの自動化や保安検査にかかる時間の短縮が期待されています。止めない物流が支える社会 あらゆる産業において、少子高齢化による人手不足が深刻な問題となっています。ダイフクは物流センターの自動化により、お客さまの生産性向上に貢献しています。 現在では、社会を支えるインフラとしての役割を担う物流をいかに止めないか、もし止まった場合でもいかに短時間で復旧させるかが課題となっています。ダイフクは、物流システムの予防保全や定期点検、24時間365日対応のシステムサポートセンターなどにより、お客さまの設備の安定稼働を支えています。 1995年の阪神・淡路大震災以降、自然災害によるサプライチェーンの寸断、物流の停滞が社会にとっての大きなリスクと認識されるようになりました。ダイフクは、物流施設の免震化や自動倉庫の地震対策を進め、有事の際のお客さまの事業活動の早期復旧に貢献しています。セルフ手荷物チェックインシステム滋賀事業所の高層研究棟で「振れ止め制御技術」を開発幅広い業界・業種でダイフクの技術が活かされており、一般製造のほか、半導体、液晶パネル、自動車などの工場自動化や、物流センターの無人化、空港運営の効率化などに貢献しています。7Daifuku Report 2019

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