Daifuku Report 2019
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略歴1974年4月兼松江商株式会社(現 兼松株式会社)入社1997年4月兼松株式会社財務部長2004年6月兼松エレクトロニクス株式会社取締役2014年4月兼松エレクトロニクス株式会社代表取締役会長2016年4月兼松エレクトロニクス株式会社代表取締役会長最高経営責任者(CEO)2018年4月兼松エレクトロニクス株式会社取締役相談役2019年6月兼松エレクトロニクス株式会社顧問(現任)事業を深く理解し、客観的な立場で 監督していきます 兼松江商では主に財務・経理の業務に従事してきました。現在所属する兼松エレクトロニクスでは、企業文化・価値観の統一、事業領域の選択と集中、シナジーの創出に時間とエネルギーを費やしています。 ダイフクはマテリアルハンドリング総合メーカーとして、世界規模で物流革命を支えている会社であると認識しています。ダイフクの手掛けるマテリアルハンドリングは、新たな事業領域でも活用される可能性が高く、顧客の裾野はますます拡がっていくのではないでしょうか。これまで培った技術とノウハウを生かして顧客が求める物流ニーズに応えていけば、持続的成長が期待できます。 また、健康経営やSDGsなどESG(環境・社会・企業統治)視点を経営に積極的に取り入れ、グローバル企業に求められる社会課題への果たすべき責任を理解・認識し、行動指針「ダイフクのCSR」を作成・公表していることは、ブランドの向上に寄与しています。 ダイフクの取締役会・役員会では自由闊達な議論がなされており、時代の要請に先駆けて一層の多様性を図っていると評価しています。 米中貿易摩擦や半導体材料の対韓輸出規制など、特に今後のエレクトロニクス業界向けビジネスへの影響が懸念され、月次事業報告のモニタリング強化が必要であると感じています。 積極的な成長投資は必要不可欠ですが、状況によっては軌道修正を余儀なくされる場面があると思います。事業拡大のための投資とリスクコントロール、常に両方のバランスをとることが肝要です。そうした局面において軌道修正の提言をしていくことが、社外取締役としての責務であると認識しています。株主や投資家の利益保護に寄与するため、さらにダイフクの事業を深く理解し、客観的な立場で監督機能を果たしていきたいと考えています。酒井 峰夫(2018年6月就任)51Daifuku Report 2019

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