Daifuku Report 2019
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企業活動を通じた環境貢献 気候変動や生物多様性をはじめとした地球環境問題は、企業が存続していく上で最も大きなビジネスリスクの一つであると同時に、解決すべき社会課題であり、新たなビジネス機会を生み出すものでもあります。ダイフクは2011年に『ダイフク環境ビジョン2020』を策定し、「あらゆる事業活動において環境に配慮するとともに、環境負荷の少ないマテリアルハンドリングシステムの継続的開発・提供を通じて、お客さま、社会、そして地球環境の保全に貢献すること」を表明しています。また、ビジョン達成に向けた重点対策として「事業運営における環境配慮活動の推進」「環境配慮製品・サービスの拡充」「環境経営基盤の強化」の3つを掲げ、それぞれに2020年までの目標を設定しています。 『ダイフク環境ビジョン2020』の達成に向け、環境経営課題に対する最高意思決定機関として、CEO・CFO を筆頭に全事業部門のトップをメンバーとするグループ横断的な「環境経営推進委員会」を組織しています。同委員会では、年度環境目標の達成度や課題を共有・議論し、経営トップが自ら活動方針や計画実行の指示を行っています。委員会のメンバーを通じてグループ従業員や取引先などへ周知する体制を構築しています。基本的な考え方推進体制詳細はこちらwww.daifuku.com/jp/sustainability/action/environmentダイフクエコプロダクツ認定制度 2012年より独自基準で製品の環境性能評価・認定制度「ダイフクエコプロダクツ認定制度」を運用しています。本制度では、グループ全製品を対象に「電力削減」「リサイクル」「軽量化」「長寿命化」「梱包材削減」「節水」「騒音軽減」「水質汚染防止」「有害物質削減」について性能を評価しています。2019年6月現在、基準を満たした54製品を「ダイフクエコプロダクツ」として認定しています。DAIFUKU エコアクション制度 環境貢献をより身近に感じられるように、従業員の環境活動に対してエコポイントを付与する「DAIFUKU エコアクション」制度を2012年にスタートしました。各地でエコアクションメニューを用意し、2018年度には延べ6,458人がボランティア活動や環境学習に参加しました。獲得したエコポイントは、エコ商品などに交換することができます。また、本制度では会社からエコポイントと同等の金額を外部団体へ寄付します。取り組み担当者の声 DAIFUKUエコアクション制度の企画・運営を担当しています。従業員の環境意識の醸成を目的として、自社フィールドを利用した自然観察会やクリスマスリースづくり、環境をテーマにしたエコクイズやフォトコンテストを実施しています。また、外部団体主催の琵琶湖での外来魚釣りやヨシ刈りイベントに参加し、近隣地域の保全活動にも積極的に取り組んでいます。引き続き、DAIFUKUエコアクション制度を通じて、環境教育を拡充していきます。環境経営推進委員会 事務局三好 順子41Daifuku Report 2019

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