Daifuku Report 2019
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 グローバル化が進み、経済活動が連鎖的に行われている今日においては、ダイフクが提供する製品・サービスだけでなく、サプライチェーンを通じて社会的責任を果たす必要があります。ダイフクはグループ行動規範に取引方針を定めており、すべての役員および従業員の遵守を規定しています。その上で、2017年度に見直した「調達基本方針」を取引先と共有し、「CSR調達基準」に沿って責任あるサプライチェーンを推進しています。 管理統括や各事業部門の調達に携わる従業員を中心に取り組みを推進しています。CSR関連項目について取引先の自己評価をもとに訪問を実施するなど、当社の調達基本方針の共有を図っています。また、横断的に組織した「生産系コンプライアンス委員会」では、調達従事者向けに法令知識の講座を実施しています。取引先との情報交換や方針を共有するため、説明会等も開催しています。基本的な考え方推進体制サプライヤー操業確認システム BCP強化の一環として、「サプライヤー操業確認システム」を導入しています。災害時に取引先の被災状況や担当者の安否確認をメールで行うものです。情報共有を迅速かつ的確に行い、サプライチェーン全体の早期復旧や業務の正常化を図るものとして活用しています。安全衛生トップセミナー サプライチェーン全体での労働災害撲滅に向けて「安全衛生トップセミナー」を毎年開催しています。2018年11月に開催した同セミナーでは主要サプライヤー156社のトップを招き、ダイフクと取引先企業の安全に関する方針や情報を共有し、安全衛生管理の徹底・重要性を再確認しました。取り組み詳細はこちらwww.daifuku.com/jp/sustainability/action/supplier担当者の声 2017年4月に「調達基本方針」を見直し、「CSR調達基準」を新たに策定しました。グループのCSRアクションプランでは、2020年にサプライヤー訪問率累計80%を目標としています。取引先にCSRについて一層理解を深めていただき、訪問・面談を通じて情報等の共有を図り、互いの信頼関係の醸成に取り組んでいます。人事総務本部 業務管理部 主査山本 学環境・社会・ガバナンスダイフクのCSR取引先との信頼関係の醸成38

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