Daifuku Report 2019
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環境・社会・ガバナンスダイフクのCSR高品質な製品・サービスの提供 1937年創業以来、ダイフクはモノを動かす"マテリアルハンドリング" に携わってきました。これまで、保管・搬送・仕分け・ピッキングといったマテリアルハンドリング製品を、さまざまな分野・市場ごとに開発してきました。 当社を取り巻く事業環境は、世界的なeコマース化への対応など物流関連投資の拡大に加え、自動化・大規模化の傾向にあること、人手不足解消や生産性向上への投資が見込めることなどから、今後も成長が期待できます。お客さまに信頼していただくためには、広く社会に提供する製品・システムの品質向上、関連法規制やガイドラインの遵守による安全性確保、予期せぬトラブルが発生した場合の誠実な対応や再発防止策が最重要であるとの考えから、「最適・最良のソリューションを提供し、世界に広がるお客さまと社会の発展に貢献する」ことを経営理念に掲げています。 ISO(国際標準化機構)が規定するISO9001 品質マネジメントシステムに準じ、顧客満足の追求を基本方針として、企画から販売・設計・製造・据付・アフターサービスまで、それぞれの段階で品質を保証しています。ダイフクの品質マネジメントシステム活動は、各事業部門の目標達成状況や不適合の是正処理等、事業部マネジメントレビュー情報をもとに経営層が品質保証体制の見直しを行います。また、全社マネジメントレビューではCEOが品質目標の達成状況等から品質マネジメントシステム変更の必要性を判断・指示し、継続的改善に努めています。技術・技能の伝承 モノづくりの技術・技能を若い世代に伝承し、グローバルに活躍できる人材を育成するため、さまざまな研修や実習を行っています。また、溶接・組立といった生産活動に必要な技術・技能の維持および向上を目的として技能検定資格制度を運営し、2019年6月現在で延べ514人が資格を保有しています。基本的な考え方推進体制取り組み詳細はこちらwww.daifuku.com/jp/sustainability/action/quality担当者の声 エンジニアリング部門では、お客さまのご要望やニーズをもとに、システムレイアウトおよび運用方法を検討し、お客さまにとって付加価値の高い提案を行っています。品質に対する取り組みとして、計画段階での3DレイアウトやVR活用による作業性検証やシミュレーションによる能力検証など、システムの事前検証に取り組んでいます。今後も、お客さまにご満足いただける高品質のシステムを提供できるように努めていきます。FA&DA事業部  エンジニアリング本部  システム計画部1課 係長中西 剛史36

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