Daifuku Report 2019
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電子機器ContecElectronics株式会社コンテック代表取締役社長井狩 彰株式会社コンテックは、1975年にダイフクより分離・独立しました。マテリアルハンドリングシステムに組み込んできた電子機器をベースにハイエンドの産業用コンピュータや計測制御用ボード、ネットワーク関連製品を提供しています。 工場内の各種装置の制御や産業機械への組み込みなどで、多くのモノづくり関係者にとって身近な存在の産業用PCは、インダストリー4.0やIoT活用の動きが高まる中で需要が拡大してきています。ファクトリーオートメーションやプロセスオートメーション向けの用途だけでなく、環境・エネルギーや医療・流通・空港セキュリティ・社会インフラといった分野でも市場が拡大しつつあります。世界的に、工場内や事業所内のあらゆる事象を「IoT化・見える化」し、さまざまな業務の生産性を向上することが求められており、手軽に導入できる遠隔監視・保全システム「CONPROSYS」シリーズの採用が拡大しています。 コンテックは、長年培ってきた産業用コンピュータ・計測制御・ネットワークの3つのコア技術をもとに、M2M/IoTソリューションビジネスに早くから取り組んできました。すでに国内では、自社のIoT機器を組み合わせた遠隔監視システムやクラウドサービスなどを提供しており、今後は海外での電子機器製品の営業を強化します。新規技術開発においてもスピード感をもって取り組み、安定的な成長を維持していきます。米国では、医療機器や空港セキュリティ関連向けに産業用コンピュータの販売が増加しており、今後さらなる売上の拡大を目指しています。 「独創的な技術と製品を通して社会に貢献する」という経営理念のもと、業績とさらなる企業価値の向上に取り組んでいきます。市場環境取り組み「CONPROSYS」シリーズビジネス別売上構成 2018年度33Daifuku Report 2019

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