Daifuku Report 2019
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 従業員に対しては、ダイフクのビジネスに自分がどう関わっているか、肌で感じ取りにくい生産部門の従業員に、お客さまの現場で稼働しているシステムを見学し、お客さまから直接お話を伺う機会を設けています。納入システムがお客さまの事業にどのように役立っているか、社会に貢献しているか、自分の仕事の価値を実感することにより、仕事への意欲を引きだす環境づくりに取り組んでいます。また「業務の見える化」により、業績への貢献や自身の成長が実感できる環境づくりにも努めています。従業員意識が変革すれば、自ずと生産性も向上すると考えており、その延長線上でダイフクのワーク・ライフ・バランス(下図)を実現したいと考えています。 ダイフクは、安全はすべての従業員・パートナー社員にとって唯一無二の価値であると考えています。「安全第一」とは、納期・コストに優先して第一ということですが、切羽詰まった状況ではついつい第二、第三になってしまうかもしれません。安全は何があっても侵すことのできない「専一」のものです。この「安全専一」の文化を浸透させるべく、私自ら現場に出向き、常に安全な作業方法や作業過程の実施を促し、一丸となって災害の撲滅に努めています。 株主の皆さまに対しては、持続的成長とともに、ガバナンス体制の強化と利益還元を重要課題と位置付けています。特に利益還元については2013年度から6年連続で増配しており、今後も安定的な収益基盤の構築に努めてまいります。また、ダイフクを理解していただくために有用だと判断した情報については、適時開示規則にとらわれず積極的に情報開示し、公正かつ透明性の高い経営の実現を目指します。 ダイフクは「バリューイノベーション企業」として、幅広い業界・業態のお客さまの物流価値創造をサポートし、社会の発展に貢献してまいります。今後とも一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。労働時間の短縮ムダの排除/規格化付加価値の向上生活の充実収益性・成長性向上業務改革やりがいの醸成従業員会社意識の変革On・Off業務の見える化13Daifuku Report 2019

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