Daifuku Report 2019
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ダイフクの全体像  納入したシステムについては、保守サービスはもちろんのこと、長年使用していただく中で生産中止となるような電子部品が発生しても、最新の電子部品で構成する機器を開発し代替することにより、お客さまが使用される限りは安定稼働をサポートする体制を確立しています。安定稼働を確保し信頼に応えることは責任の重い課題ではありますが、見方を変えればダイフクは数多くのサービス顧客・資産を抱えていると言えます。ダイフクにとってサービス事業のウェートは高く、売上全体に占める割合は20%を超えています(下図)。サステナブル社会に向けて 近年は、「ガバナンス」「環境」「社会」を重視する声が高まっています。ダイフクは、2019年度に取締役11名の内、社外取締役を4名(男性3名/女性1名)にするとともに、内部統制強化を目的に監査役員が統括する監査本部を新設しました。今後も透明性の高い経営を目指し、よりバランスの取れたコーポレート・ガバナンス体制を築いてまいります。このたび、内部通報制度の実効性を向上させるため、通報者の範囲をダイフクグループだけでなくパートナー企業にも広げました。今後一層、公正性・倫理性の確保に努め、風通しの良い企業風土を築いてまいります。 ダイフクでは、2011年から「省エネルギー・省資源」「公害防止」を目指す製品の環境評価認定制度を運用し、モノづくりを通じて社会に貢献するよう努めてきましたが、さらに一歩進め、昨年度から脱炭素社会やSDGs(持続可能な開発目標)の実現に向け「環境経営」戦略を推進しています。2019年5月にはその一環として、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)提言への支持を表明しました。今後は、TCFD提言の枠組みに沿った形で非財務情報を開示してまいります。 お客さまに対しては、ダイフクが提供するシステムにより、お客さまの直面する人手不足やスマート ロジスティクスニーズなどの課題克服をサポートし、企業価値向上に貢献してまいりたいと考えています。CEOメッセージ1,2001,0000800サービス売上高対売上高比率600400200600402030105020182017201620152014201320122011201020092008(年度)(億円)212126262727252529293131303027272828252523235195194024024334335015015865867587588128129239238948941,0101,0101,0791,079(%)12

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