Daifuku Report 2019
11/74

2018年度の業績 2018年度の連結業績は、受注高5,033億円(前期比3.2%増)、売上高4,594億円(同13.5%増)、営業利益546億円(同37.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益395億円(同36.4%増)となりました。過去最高の受注・売上・営業利益を記録し、ROEも19.5%(前年度17.7%)となりました。 東アジア・北米における半導体業界の旺盛な設備投資、日本におけるeコマース関連の大型投資、北米における空港手荷物搬送システムの更新需要などにより受注量が増加しました。近年進めてきた生産体制の強化が奏功し、急増する受注量に対応することができ、売上も大きく増加しました。ダイフク単体の売上増加・生産性向上、および半導体・液晶・有機EL関連子会社の業績拡大により、営業利益も大きく増加しました。4カ年中期経営計画「Value Innovation 2020」の進捗 2017年にスタートした中期経営計画「Value Innovation 2020」では、将来のあるべき姿への通過点として2020年度の経営目標を設定していますが、最終年度を待たず2018年度に策定当初の目標を達成したことから経営目標を見直しました(下図)。ダイフクを取り巻く環境グローバル化によるヒト・モノの動きの増加、IoT・ICT・AIなどの技術革新、流通形態の変革など、われわれを取り巻く社会環境は近年大きく変化しています。社会環境の変化に伴い物流も急速に変革しており、新たな物流ソリューションの開発・提供等が求められています。ダイフクへの期待も大きく、乗り越えていくべきハードルは高く厳しいものではありますが、見方を変えれば、マテリアルハンドリング市場は大きく拡大していると言え、ダイフクにとってビジネスチャンスと捉えています。5,00004,5004,0003,5003,00015096312202020202019201820172016(年度)(億円)ROE10%以上を安定維持売上高(左軸)営業利益率(右軸)3,2087.27.29.99.98.08.010.010.011.511.511.911.94,0494,0494,5944,5944,6004,2005,000(%)(修正前)(修正後)(予想)Value Innovation 2020Value Innovation 2020「Value Innovation 2020」経営目標9Daifuku Report 2019

元のページ  ../index.html#11

このブックを見る