2011年9月30日
株式会社ダイフク

世界最速のバゲージ(手荷物)搬送システムを開発
~空港向け手荷物搬送システムの品揃えを強化~

代表取締役社長 北條正樹

(株)ダイフク(本社:大阪市西淀川区)はこのたび、空港手荷物搬送システム(Airport Baggage Handling System、以下=ABH)の新たなシリーズとして「バゲージ トレイ システム」(Baggage Tray System、以下=BTS)を開発、10月より販売を開始いたします。

BTSは、空港で飛行機に搭乗するお客さまが、出発時にチェックインカウンターへ手荷物を預けてから到着時に引渡しエリアで受け取るまで、それぞれの空港内で迅速な搬送・仕分けに活躍するものです。手荷物を直接搬送するベルトコンベヤ式、チルトトレイ式とは異なり、荷物一つひとつをトレイに搭載し、搬送するのが特長です。
今回開発したBTSは、搬送速度で世界最速の最大600メートル / 分を実現。処理能力のより高いシステムとして、大規模ハブ空港向けに提供していきます。
また、BTSとダイフクが得意とする自動倉庫と組み合わせて、早めにチェックインしたお客さまや、乗り継ぎ時間に余裕のあるお客さまの手荷物を一時仮置きするといった搬送・保管の一貫システムとして提案することも可能です。

当社グループでは、2007年12月、北米で同事業を手掛けていたJervis B. WebbCompany(以下、ウェブ社)を買収。2011年3月期を初年度とする中期3カ年経営計画「Material Handling and Beyond」において、ABH事業をコア事業の一つと位置付け、2011年4月には、同じく欧州エリアで同事業を手掛けているLogan Teleflex(UK) Ltd. グループ(以下、ローガン社)も買収し、今後の成長市場とみる中国・アジア・中東エリアのマーケット攻略に注力してきました。特に中国では、2020年までに大小合わせて100の空港整備が計画されており、既にローガン社と現地企業との合弁会社が受注している案件もあります。

北米で導入が進む手荷物検査(スクリーニング)システム周辺の搬送コンベヤはウェブ社が得意とするもので、また、ローガン社はチルトトレイシステムで多くの納入実績を残していますが、新たな市場を開拓していくうえで欠かせないBTSの品揃えが急務となっており、このほど開発が完了したものです。

2013年3月期までに、ABH事業をグループ連結売上高で約200億円まで拡大する計画です。

なお、ローガン社(UK)は10月11日からドイツ・ミュンヘンで開催される展示会「Inter Airport Europe 2011」に出展いたします。

「バゲージ トレイ システム」

主な特長

  1. 搬送速度「最大600m / 分」を実現、大型空港のターミナル間の手荷物搬送に最適です。
  2. さまざまな形状の手荷物をトレイに乗せることによって、安定した荷姿で「搬送」「ストレージ」「仕分け」します。
  3. トレイに取り付けられたIDタグで手荷物を確実に追跡。ロストバゲージを削減できます。
  4. 直線コンベヤ、カーブコンベヤ、ジャンクション(分岐)コンベヤ、垂直仕分けコンベヤ、移載コンベヤ等の豊富なユニット(機種)を取り揃え、最適なシステムを構築できます。
  5. 各ユニットとも、信頼性の高い機器を採用したシンプルな構成ですので、メンテナンスも容易です。

仕様

  • トレイサイズ:W850mm×L1,200mm×H200mm
  • トレイ重量:12kg
  • 手荷物サイズ:max. W750mm×L1,000mm×H650mm
  • 搬送可能重量(トレイ含まず):max. 50kg / 個
  • 搬送速度:45m~600m / 分
  • 搬送機高:min. 350mm
  • 直線コンベヤ

    直線コンベヤ

  • 垂直分岐コンベヤ

    垂直分岐コンベヤ

【参考】

  • 搬送コンベヤ(ウェブ社製)

    搬送コンベヤ(ウェブ社製)

  • チルトトレイシステム(ローガン社製)

    チルトトレイシステム(ローガン社製)

お問い合わせ先
広報部 TEL:03-3456-2245