ダイフクエコプロダクツ認定制度

2012年11月より独自の基準による製品の環境性能評価・認定制度「ダイフクエコプロダクツ認定制度」の運用を開始しました。

同制度は、「ダイフク環境ビジョン2020」で示した2020年の目標「ダイフク環境基準に適合した環境配慮製品・サービスを開発し、広く社会に提供します」を達成するために定めたものです。具体的には、国内外の当社グループの現有製品および今後開発する全製品を対象として、「省エネルギー」「省資源」「公害防止」の観点から、「電力削減」「リサイクル」「軽量化」「長寿命化」「梱包材削減」「節水」「騒音軽減」「水質汚染防止」「有害物質削減」について性能評価し、基準を満たした製品を「ダイフクエコプロダクツ」と認定しています。

認定フロー

多様な観点から評価の妥当性や信頼性を確保するため、異なる事業部門の担当役員で組織する環境配慮製品委員会が審査します。

認定製品一覧(認定年度)

  • 一般製造業・流通業界向けシステム

    • スタッカークレーン「ラックマスター」(2015、2016)
    • 自動倉庫「ラック減振ユニット」(2016)
    • 組立式ラック(2015)
    • ケース自動倉庫「シャトルラック」(2013、2014)
    • 長尺物用自動倉庫(2014)
    • 搬送システム「モータローラコンベヤ」(2013)
    • ケース自動倉庫「ファインストッカー」(2012)
  • 半導体・液晶生産ライン向けシステム

    • クリーンルーム用機器「メカ式センタリング装置」(2016)
    • クリーンルーム用搬送システム「クリーンスペースキャリア」(2013、2015)
    • クリーンルーム用搬送システム「クリーンウェイ」(2014)
    • クリーンルーム用搬送・保管システム「MMHS」 (MMHS:Matrix Material Handling System)(2013)
    • クリーンルーム用保管システム「クリーンストッカー」(2012)
  • 自動車生産ライン向けシステム

    • チェンレス搬送システム「フレキシブルドライブシステム」(2016)
    • 一時保管・仕分けシステム「SPDR(スパイダー)」(2015)
    • パレット式搬送システム「フレキシブルドライブシステム」(2014)
    • 電力アシストシステム「ECO POWER ASSIST」(2013)
    • 電車搬送式塗装システム「E-DIP」(2012)
  • ライフスタイルプロダクツ

    • ドライブスルー洗車機「ツインフェクトフィート」(2016)
    • ドライブスルー洗車機「ツインスルールーク」(2016)
    • ドライブスルー洗車機「ファブリカ」(2015)
    • ドライブスルー洗車機「アヴァンテ」(2015)
    • 門型洗車機「フレア」(2014)
    • 門型洗車機「グロッサ」(2014)
    • ドライブスルー洗車機「ツインフェクト フォース」(2013)
    • ドライブスルー洗車機「ツインスルー アルテノ」(2013)
    • 門型洗車機「ユーロス」(2013)
    • ドライブスルー洗車機「グラナダ」(2012)
    • 門型洗車機「ジスペクト」(2012)
  • 株式会社コンテック

    • 耐環境スイッチングハブ(2016)
    • 蓄電池対応計測システム「SolarView Battery」(2016)
    • EtherCAT スタック型コントローラー(2016)
    • 小型ボックスコンピュータ(2015)
    • M2Mコントローラ(2015)
    • 太陽光発電システム「SolarView Compact」(2014)

2016年度認定製品

スタッカークレーン「ラックマスター」(Rシリーズ)

電力削減 CO2削減 省エネルギー
スタッカークレーン「ラックマスター」(機種:R-L10)

ラックマスター(Rシリーズ)は、パレット単位の荷物をラックに入出庫するスタッカークレーンです。昨年度の認定製品であるラックマスター(R-L10)の技術をRシリーズ全体に拡大しました。フレーム構造の見直し、プレミアム効率モーターの標準採用等により、消費電力は従来比最大6%、CO2排出量およびエネルギー消費量は最大5%削減しました。

自動倉庫「ラック減振ユニット」

軽量化 CO2削減 省エネルギー
組立式ラック(機種:DC100)

減振ラックは、ラックの最上部に取り付けた減振ユニットにより、地震時のラックの揺れを低減させ、自動倉庫内に格納された荷物の落下を防ぐ耐震シリーズ商品です。従来のダンパー配置をラックマスター通路中央へ変更したことにより、ダンパーの数を減らし、また剛性が増すことで梁サイズを小さくすることが可能となりました。これにより、20%の軽量化と、エネルギー消費量およびCO2排出量を19%削減することができました。

クリーンルーム用機器「メカ式センタリング装置」

電力削減 軽量化
クリーンルーム用搬送システム「クリーンスペースキャリア」(機種:CSC/D6000MⅡ)

メカ式センタリング装置は、液晶パネル工場内の自動倉庫でクレーンがガラス加工装置前に降ろした搬送カセットの位置を補正する位置決め装置です。位置決めを行うユニット駆動に圧縮バネを使ったメカ式へ変更することで、モータやコンプレッサーが不要になりました。これらの効果により、消費電力を93%、部品点数を22%、重量を41%削減しました。

チェンレス搬送システム「フレキシブルドライブシステム」(FDS-FL15)

電力削減 軽量化 省資源
一時保管・仕分けシステム「SPDR(スパイダー)」

従来は500kg搬送が最小機種だったフロアタイプのフレキシブルドライブシステムのラインナップに、バンパーやドアなどの軽量物に適した150kg搬送の機種を追加。フリクション駆動部のモータ小容量化により、150kg以下の搬送では稼働時の消費電力を従来比約40%削減しました。また、レールや台車の構造を大幅に見直し、システムで従来比45%の軽量化を実現し、省資源化も図っています。

ドライブスルー洗車機「ツインフェクトフィート」(機種:TFF200)

電力削減長寿命化 節水
ドライブスルー洗車機「ファブリカ」(機種:FB7000)

ツインフェクトフィートは、洗浄機と乾燥機が分離して洗車動作が行える業界唯一の完全分離型洗車機で高い処理能力を誇ります。洗浄・乾燥性の向上と共に新開発のガラス系コーティングを標準搭載し、コーティング処理時間を20%短縮しました。環境面では、高耐食溶融メッキ鋼板をフレームに用いることにより、耐食・耐候性を大幅向上するとともに、使用電力削減や節水・環境液剤などの環境配慮をしています。

ドライブスルー洗車機「ツインスルールーク」(機種:TLU100)

電力削減長寿命化 節水
ドライブスルー洗車機「アヴァンテ」(機種:AV7000)

ツインスルールークは、新開発ブラシによる洗浄性の向上や乾燥性能を強化するとともに、様々な追加オプションも充実しました。環境面では、高耐食溶融メッキ鋼板をフレームに用いることにより、耐食・耐候性を大幅向上するとともに、使用電力削減や節水・環境配慮液剤を標準搭載しています。

耐環境スイッチングハブ(機種:SH-8008F)

電力削減 軽量化 省資源
小型ボックスコンピュータ(機種:BX-320)

-20~60℃の広温度範囲に対応し、35mmDINレールに設置可能な小型スイッチングハブです。従来品から、回路の最適化で消費電力を45%削減するとともに、放熱構造の改良により、小型化(32%減)を達成しました。また、梱包は構造の見直しにより体積比で52%、重量比24%を削減し、省資源化を図りました。

蓄電池対応計測システム「SolarView Battery」(機種:SV-BPX-MC310 )

電力削減 軽量化省資源
M2Mコントローラ(機種:CPS-MC341-ADSC1-111)

太陽光発電とリチウムイオン蓄電池を組み合わせたシステムの計測・表示を行う小型・省電力の計測表示システムです。従来の汎用パソコンで構成した計測表示システムを、オールインワンの専用計測コントローラーを使用して小型化することにより、消費電力を91%削減、製品重量を81%削減、梱包材を96%削減しました。

EtherCATスタック型コントローラー(機種:CPS-ECS341-1-011)

電力削減 軽量化
M2Mコントローラ(機種:CPS-MC341-ADSC1-111)

リアルタイム通信のグローバル標準であるEtherCAT規格に対応することにより、高速・リアルタイム制御を実現したEtherCATスレーブユニットです。専用の高速拡張Busを採用することにより、様々な拡張I/O(デジタル入出力、アナログ入出力など)を組み合わせ、リアルタイムで制御します。EtherCAT機能に回路を最適化することで、消費電力を従来比41%削減するとともに、製品重量も30%の削減を実現しました。

LCA(ライフサイクルアセスメント)

2015年度から環境配慮設計のツールとしてLCA(life cycle assessment)手法を導入しました。自社内製品の新旧比較することで製品・サービスの環境配慮設計の高度化に役立てています。

当社製品「ニューグッラック」(重量物用保管棚)のLCA実施結果

標準的な代表モデル仕様

  • 当社製品パレットラック「ニューグッラック」(重量物用保管棚)のLCA実施結果
    幅(W) 2,500mm
    奥行(L) 1,100mm
    高さ(H) 5,000mm
    段数 ビーム3段(最大積載質量:2,000kg/段)
    連結 10連結
  • 標準的な代表モデル1式

1.LCA算定範囲

2.インパクト評価

本調査で対象とした6つの影響領域について、ライフサイクル段階別にインパクト評価を行いました。また、環境影響領域別に新旧製品の比較を行いました。

ライフサイクル段階別のインパクト評価結果のまとめ

  • 「地球温暖化」「生態毒性(陸生)」「都市域大気汚染」については、素材製造段階の寄与が80%以上となりました。
  • 「廃棄物処分場の枯渇」「水資源消費」については組立段階の寄与が60%程度と過半を占めました。
  • 「オゾン層破壊」については、今回の算定条件では明確な影響がありませんでした。
  • 輸送段階および廃棄段階の影響は調査対象としたすべての環境影響領域で寄与が小さかったです。

新旧製品の比較(地球温暖化)

  • 新製品の環境影響削減率は7.4%でした。
  • 環境影響削減には主としてトラスとビームの軽量化が貢献しています。

CO2削減貢献

グループ環境基準に適合する環境配慮製品・サービスによって社会で消費されるCO2を削減しています。
CO2削減貢献量は、社会に存在するダイフク製品・サービスから排出されるすべてのCO2排出量を、基準年度である2005年時点の製品・サービスの環境性能によるCO2排出換算量から差し引いた量で算出しています。

環境製品のCO2削減貢献量